息子が小4の時、現在の地に引っ越ししてきました。とても遠いこの地は、私の頭に連日⁇⁇を送りこんでくるのです。
生活習慣の違い、学校のルールの違い、…
聞いた事のない単語が飛び交うのです
せまい日本、
こんなに違ってどーするの
大人の私でさえ右往左往する中、毎日、学校という現場でこのカルチャーショックを受けつづけた息子はしばらくして
「学校にいきたくない」
ある程度、覚悟はしていたものの、不登校に対する知識のなさ、私にとっても、未知の土地での緊張感で、心細かったであろう息子の思いに寄り添うことができなかったのです。
「慣れれば大丈夫。 今は休まないで
学校行くよ」
「頑張ろうよ」
こんな言葉を聞きたいわけじゃなかったんだよね。きっと、息子が9年、生きてきた中で1番つらいことだったよね。それを一緒に感じてほしかっただけなんだよね。
いやがる息子をなだめたり、励ましたり、叱ったりして学校へ行くことにこだわりました。そのうち、お友達もでき、一学期の終わり頃からは普通に学校に通い、楽しそうにしていたので
「やっぱりちょっと無理にでも行か
せて良かったんだ」
この結果が、後にきた本物の不登校の際、対応を間違えるきっかけとなってしまったのです。
私は1番大事な事を忘れたまま、一生懸命子育てを頑張っていました。
子供の話を聴く、心の声を感じる
それを忘れている私から、少しづつ、音を立てず、息子の心が離れていったのかもしれません。
やがて来る不登校へのカウントダウンが始まったのです。