自分の心を探られるのがきらいでした。

あの子はこうだよね、と自分の知らないところで自分の話されるのがきらいでした。

読書感想文はきらいでした。
自分の気持ちを人に見せるなんて、とてつもなく嫌でした。

人前で歌ったことはほとんどありません。
親は私の歌声はしりませんでした。でも、本当は歌は大好きだったのです。

私は我慢強い子  =私はいい子
それが私の勲章になりました。

私は、自分の心をみせないように心に鎧をまとい、大人になったのです。


そして、私の息子は不登校になりました。


うすうす、自分の心の問題に気づいていましたが、触れたくなかったのです。
触れれば自分の心が崩れてしまう、それが怖かった…


不登校の電話相談をしてくださった先生は私に言いました

「お母さんの抑圧された心を解放しなければなりませんよ」

とても優しく、あたたかい先生の言葉は
鎧の下の心に刺さりました。
あまりの痛さとどこか安心感で涙がとまりませんでした。

「一人で泣かなくてもいいんですよ」

そう言ってくれているように感じたのです
ずっとそう言われたかったのです…

「親が変われば子供もかわるんですよ」

私は変わらなければなりません。
鎧を壊し、自分の弱さを認め、自分を許してあげなければならないのです。
でも、それは自分を責めるよりつらいのです。