ソファに弾き飛ばされて
さすがにビビるデブ嫁
助けてくれと言わんばかりに
ボンクラ亭主に目をやるけど
当のボンクラは中山に何をされるか
我がの保身を考えとんやろ？
デブ嫁の視線をガンスルー。
元々離婚したいのセリフ吐きまくりで
裁判迄行って敗訴なモンやから
知らぬ存ぜぬのボンクラ亭主
デブ嫁これが
ボンクラ亭主の本性や！
しがみ付いたとこで
ムダなん分かれや。
猿芝居も大概にしとけ！
開店時間までやり過ごしたら
ゲストの女の子らがご来店やから
それまで粘るつもりやろ。
中山の動向は予想済み！
ここで終わらす様な
生ぬるいことはせんから
精々今の内に
この後打ち砕かれる
淡い期待抱いとけ！
｢開店なったらウチの店で仕切り直しやな！
デブはそのまんま連れてけるけど
ヘタレはヘルプ言うたかて仕事やろ？｣
｢まあ見とき。
中山がこのまんま終わらすわけあらへんから。
今も誰かに電話掛けとるやん。｣
予想的中！！
ほーれ見ろ。
簡単には逃げられへんねんや。
｢ケイさんすんません。
店借りてかまへんですか？
今トモこっちに呼んだんで
店任して俺もアツキと行きますわ。｣
｢元々ここ開店なったらウチの店やて
決めとったからかまへんで。
そう言やトモおってんな？｣
｢○○は子供らええんか？｣
｢実家に預けとるから
時間は気にせいで大丈夫や。
このまんまで収まらんやろ。
中山も私もな！｣
最後声張って言うた相手は
勿論ボンクラ夫婦
開店にさえなったら
現状打破でける魂胆
見え見えやねん！
そうはさせるか。
甘っちょろい。
積年の恨みとでも言うのか。
今までどんだけ
ボンクラに迷惑掛けられた？
ポッと出のデブ嫁に
トワのこと迄
汚い扱いされて黙っとれる
ワケあらへんやろ！
どんだけの思いで
育てて来たか・・・
クサレ夫婦揃て思い知れや！
｢○○めっさ覇気出とんな。｣
｢当たり前のこと聞かんといてくれるか？
ボンクラ夫婦が今まで何言うてきた？
そんなん聞かされて黙っとれる程
生半可に生きて来たんちゃうでな！
犯罪者の嫁でおったこと思たら
こんなんまだ子供のケンカやろ。｣
周りがビビる中山に楯突いても
私の怒りは収まるものでは無い！
まだ年端も行かん我が子をバカにされて黙っとる親が何処におる。
私と中山の会話を聞いて
ビビるボンクラ夫婦。
我がの吐いた唾やろが！
今さらビビりかましてどないすんねん。
お前らとは
経験値がちゃうんや！
散々私を犯罪者の嫁言うて来てんから、
その本領を発揮さして貰うだけの話し。
至って簡単な事。
私や息子２人をバカにして来た言葉を悔いたとて後の祭り。
今からの３人の怒りの言葉を耳の穴かっぽじってように聞くんやな。
クソったれ！！