2回目の公判の内容を聞くべくまた仕事の休みをお願いし地裁へ向かった。



今回は私への尋問はなかったので傍聴席へ・・・



先に到着していた義両親を避け離れた席に座った。



前回同様の出で立ちでクソ旦那が入廷してきた。




目敏く私を見つけたババア義母がいつものように私を睨み付けていた・・・



知るかよ!と思い会釈もせずに前を向いて座ったまま。




検察側からの質疑応答がスタート。






「被告人は複数名から定期預金を作ると言う名目で金銭を預かり偽造した定期預金証書を手渡したことに相違ありませんか?



「はい。間違いございません。」




「ではその偽造した証書はどのように作りましたか?



「家のパソコンを使ってカラープリンターで似せて作りました。」



「その犯行に使用したパソコンはどちらに?
家宅捜索では見付からなかったとのことですが。


「人事異動が決まってバレると思い処分しました。」




「証拠隠滅を図ろうとしたわけですね。」


「・・・・・・はい。」



聞いていられないほどの情けない姿に怒りを通り越して呆れるしかなかった。



弁護士は前回と同じく的を射ない内容で応戦するが如何せんハッキリしない弁護士なので客観的に見ても呆れてものが言えない!



チラッとババア義母を見たが苛立ちが見て取れた。



クソ旦那も役立たずの弁護士を不満げに見ていた。



おいおい!
いつもの私への態度で弁護士に食ってかかって見ろや!




ババアに対しても「それがアンタの庇う息子の姿なんを目に焼き付けとけ!」と心の中で思っていた。

 

全てを「嫁のせい」と豪語してきたのが大間違いなのを公判と言う名の元に世間に知らしめている。



何なら証人として宣誓しその場へ立ってみろ!



余りのお粗末さ傍聴する価値もねーわ!と思い途中で退廷した・・・


外に出ると真夏の暑さだったが全く気にならなかった。