配食 | そらぶろ

そらぶろ

果物大好き、お菓子大好きな糖尿病の母。
なんとか食生活を改善しようと手伝い中です。

実家ではほとんどの料理を父がしています。
父の悩みは「レパートリーがない」。
買い物もほとんど父がするので、毎回メニューが同じになってしまうのと、凝った料理をするほどには父が料理に熱心ではないということ。

それはよくわかります。
糖尿病の母に体にいいものをあれこれ食べさせたくても、好き嫌いが激しい母は文句ばかり。
それで父が料理をストレスに感じたら、実家の食事は崩壊してしまいます。

なので少し提案を。
コンビニで売っている惣菜に+αのおかず。

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穂先メンマと小松菜。

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豆の煮物と蓮根。
(蓮根は余っちゃうので炒めものにしました。水煮のスライス蓮根なら父はさらに楽かな)

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タケノコサラダとおから。
生おからは日持ちしないし使いきりが難しいから、乾燥おからで。

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それとは別に父の好きな「山形のだし」。
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使う昆布は「なっと昆布」という名前ですが、正確には「がごめ昆布のみじん切り」。
北海道産のとても粘りの強い昆布で、みじん切りにしてあるので扱いやすいんです。


あんなこんなを試作して、材料買って実家へ行くと…

母は病院の日なのに「動きたくない」と丸一日(実際は二日以上らしい)ベッドから出てきていませんでした。
普段は家のなかでもきちんとしている父は、下着姿でだらっと両足を広げてテレビの前。
母はともかく父の様子にはちょっとショックでした。
娘と二人でご飯を作り、父は徐々に回復したのですが、話していてびっくり。

「昨日暑くて疲れてしまって、夜はママに『なんかおかず作ってくれ』って言ったんだ」
母はほとんど料理をしなくなりましたが、しないからこそ「玉ねぎ1個で酢豚」とか「ピーマンがあればできる青椒肉絲」とか、簡単にできるレトルトを自分で買い置きしてます。
でも、それさえせず、母が「はい、おかず」とテーブルに出したのは…

「いわしの蒲焼き缶詰めだぞ。それ1個置いて『はい、おかず』だと」
「ママは何食べてたの?」
「ふりかけご飯食べてさっさと寝た」

父がぐったりしていたのは、そのあたりが原因だったみたいです。
缶詰め1個を「悪いわね、作りたくなくて」ということもなく、「おかずじゃん。なんか文句あるの?」みたいな態度。

これでは父にはあんまり。
父は以前から食事の宅配には反対していました。
「毎日弁当なんてな。作れるうちは作る方がいい」と。
それはそうだけど、このままじゃ両親とも病気が悪化する。
悪化するまえに栄養失調になるかもしれない。

もう、私があれこれメニューを考えるより、どこかに配食を頼まなきゃ。