勤め先に糖尿病の方もたくさん買い物にきます。
レジ横には和菓子が置いてあり「糖尿病やからこんなん食べれんのよねえ。美味しそうだわあ」と。
そしてその隣りにあるわらび餅を「これは甘くないからいいのよね」とお買い上げ。
「それはだめです」と言う立場ではないから言わないけど、いつも「炭水化物って何か理解してないんじゃ?」と思うんです。
というか、糖尿病患者さん(特にお年寄り)は「甘い物を食べなければいい」と勘違いしてるんじゃないかと。
炭水化物は単糖類、二糖類、多糖類を指します。
単糖類は砂糖、果物、二糖類は砂糖を使用した食品、多糖類はお米やパンやパスタ。
多糖類は甘さを感じないけれど、かなりの糖類です。
そして、炭水化物は糖質と食物繊維の合計。
お菓子や主食に含まれる食物繊維はわずかですから、炭水化物ほぼ=糖質です。
そのへんを理解して、食べ物の炭水化物量を知っていないと、なかなか糖尿病はよくなりません。
「甘くないから」というわらび餅一人前(一口大で4~5個)に含まれる炭水化物はだいたい38g。
甘いと思う大福一個分とほぼ同じです。
甘くないからと食べ過ぎたら、大福を越えます。
ちなみに白米お茶碗一杯の炭水化物は36g。
わらび餅や大福食べたら、白米抜かないといけません。
そのあたりが理解できないと、なかなか糖尿病は改善できないんだけどなあ。