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本日紹介しますのは、父の詫び状です。

長文になりますが最後までお付き合いください。


タイトルは父の詫び状。


戦争があった時代から経済成長期にかけての生活についてのエッセイ集です。

小さい頃から働き始めてからまで、幅広い時期の思い出が語られています。


著者は向田邦子さん。

この本以外にもたくさんエッセイを書いています。


発行年度は2006年。

比較的古い本です。


ページ数は281ページ。

一作品あたりのページ数は20ページ程度なので、短時間でもキリよく読めます。


以下感想です。

私がこの本に初めて出会ったのは中学生の時でした。中学入試の国語の問題にこの本の一説が使われていました。おやつの話で、入試中だというのに食べたことがないお菓子に思いを馳せてしまいました。

エッセイは家族の話が多いですね。どのエピソードもおもしろおかしく書いてあるので楽しめます。戦時中のことも明るく書いてあるのも特徴です。決して美化されていませんが、悲惨な生活という風にも書かれておらず、ありのまま書かれているところが素晴らしいと思います。

戦時中や戦後初期は経験していませんが、辛くなく追体験できる良い本だと思います。


以下総括です。

タイトル: 父の詫び状

著者: 向田邦子

発行年度: 2006年

個人的な感想: 楽しく読める。戦中・戦後の一般人の生活が分かるいい本。ショッキングなシーンはないので、子供にも安心して勧められる。


お付き合い頂きありがとうございました。