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本日紹介しますのは、オリエント急行殺人事件です。


タイトルはオリエント急行殺人事件。


探偵ポアロシリーズの一作となっています。

雪に閉ざされた寝台急行で殺人事件が起こる話です。


ドラマや映画にもなっています。




著者はアガサ・クリスティ。

有名なミステリー作家です。

ポアロシリーズの他、ミス・マープルシリーズも有名ですね。


発売年度は2017年。

昔からある小説ですが、私が読んだ本は最近翻訳され直したものでした。


ページ数は349ページ。

文庫本としては少々多めですが、本格ミステリーとしては標準的な分量です。


以下感想です。


オリエント急行殺人事件は何年か前に映画で観ました。ストーリーは知っていたので、本格ミステリーでも読みやすいかなと思いチャレンジしました。

映画のポアロは結構アグレッシブな方として描かれていましたが、小説のポアロは食えない爺さんといった感じで比較的穏やかな方でした。

あらゆる可能性を加味して推理する一方、最後の方まで種明かしがないので、何を考えているのかがわからずやきもきしました。

ただ一緒にやきもきしてくれる登場人物もいるので、物語には入り込めました。

ライト文芸だと、短いスパンで事件が連発するか、考えていることをこまめに描写してくれる作品が多いので、オリエント急行殺人事件の一回しか事件が起きず、推理描写も最後までなく、かつそれなりに長い話は初経験でした。

ライト文芸に慣れている人だと終盤までの流れが少し退屈に感じるかも知れません。

推理パートは鮮やかで、結末を知っていても十分楽しめました。

漢字にフランス語のルビがふってあるので、読み心地はあまりよくありません。

言い回しや単語そのものが鍵になる部分もあるので仕方がないです。

名作と言われるだけあり、大変面白かったです。


以下総括です。

タイトル: オリエント急行殺人事件

著者: アガサ・クリスティ

発売年: 2017年(私が読んだバージョンでは)

個人的な感想: 海外ミステリーの代表作。その評価に間違いなし。終盤まで伏線がばら撒かれるが、最後に綺麗に回収されて気持ちがいい。映像化で内容を知ってる人にも読んで欲しい。


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