ご閲覧ありがとうございます。

このブログ初の本紹介です。


今回紹介するのは、児童書の「怪盗クイーンはサーカスがお好き」です。長文ですが、お付き合いください。



初めて紹介するのが児童書なのはどうかなとも思ったのですが、発病後できなかった読書にチャレンジするきっかけになった本なので、今回紹介することにしました。


基本情報としては、以下の通りです。


世界中を騒がせている怪盗、クイーンとそのパートナーのジョーカー、人工知能のRDがある宝石を盗みに日本に来ました。

クイーンよりも先に宝石を盗んだ集団がいました。調べたところ、その集団はサーカス団でした。

その後、サーカス団と宝石をかけて勝負することになるというストーリーです。


著者は、はやみねかおる さん。児童やティーン向けの小説を沢山書いている作家さんです。他の代表作としては、都会のトム&ソーヤシリーズなどがあります。


発売は2002年。

何度も重版されている、長く愛されている本です。


ページ数は312ページ。児童書にしては少々多めですが、「怪盗クイーンシリーズ」にしては比較的控えめな量です(中には500ページを超える作品もあります)


昨年の夏に劇場版OVAとなりました。


この本は怪盗クイーンシリーズの一作目です。今も新刊が出ており、20年近く続いているシリーズです。


以下この本の感想となります。


この本を読もうとしたきっかけは、映画化の情報でした。中学生の頃にどハマりしたシリーズなので、大変嬉しかったです(ちなみに映画は3回観に行きました)

発病後まだ読書ができていませんでしたが、児童書なら読めるかもと思い、映画に行く前にチャレンジしました。


この本の登場人物は皆魅力的で、メインキャラであるクイーン一行だけでなくサーカスの面々や警察集団も個性豊かで、読んでいて楽しいです。

私は中でもクイーンが特に好きです。自由で華麗で、怪盗という世間一般では悪役なのにいい人なところに惹かれますね。ただ私欲のために盗むのではなく、独自の美学を持って活動しているところもいいです。


クイーンは変装の達人で、本作でも変装しているのですが、クライマックスまで誰に変装しているか明言されないので、謎解きも楽しめます。


学生の頃はただワクワク、ドキドキが楽しめる本として読んでいたのですが、大人になってから読むと、サーカス団の背景がかなり重たくて、ストーリーの別の面も見えてきました。今の時代、特にこのような本は大切だと思いました。


読み終えたあと、すぐに全作品購入しました。

大人になった今でも大好きなシリーズとなりました。


劇場版OVA化に伴い、ノベライズ版とゲームブックも発売されました。




以下総括です。


タイトル:怪盗クイーンはサーカスがお好き

著者:はやみねかおる

発売年:2002年

個人的な評価:ぜひ読んで欲しい。児童書に必要な要素が全部詰め込まれている。オタクが好きな成分もたくさん詰め込まれている。ワクワクしたい時におすすめ。大人になってから読むと、本に込められたメッセージも読み取れるので、大人にも読んで欲しい。オタクならハマるはず。


Kindle版なら合本版もあります。



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