これは私が高校生の頃、地元チェーンのスーパー「尾張屋」でバイトしていた時のお話。




大手チェーン店の例に習い、尾張屋にもポイントカードがあった。



レジにバーコードをかざし読み取るタイプのポイントカードで


たしか210円(当時消費税5%だった気が…)お買い物ごとに1ポイント。


マイバッグを持参したら1ポイント。



というような感じでポイントが貯まっていく。500ポイント溜まると、レジから「パパーンッ♪♪」という軽快な音が鳴り、レシート共に尾張屋全店で使える500円分のお買い物券が発行される という仕組み。


単純計算で、10万5千円分のお買い物をすれば発行される。


そう。


貯めるのが結構大変。



だからお年寄りなんかは、レジで後ろに並んだ人が知り合いだった時


「カード持ってないんなら、これで貯めておくんな!」

「はいよ」


てな具合で、協力して貯めている。


田舎のコミュニティっていいね。




そんなポイントカードで、悲劇は起きた。




その日、私はいつものように緑のエプロンに緑の三角巾を被り、レジ打ちをしていた。

おばあさんのレジ打ちを終え、おばあさんがやってきた。

木更津も高齢化が進んでいる。


私「いらっしゃいませ。ポイントカードお持ちでしょうか?」


婆「はい、お願いします」


私「お預かりします。(ピッ)お返しいたします」



商品をレジに通していく。



私「お会計¥7562(くらいの額)です」


婆「はい、これでいいかしら!」


私「△円お預かりします。○○円のお返しです」


婆「はいありがと、あ!あらぁ!こんにちは」



後ろには新たにおじいさんが並んできていた。


高齢化。



二言三言交わすおじじとおばば。



私「ポイントカードお持ちでしょうか?」


爺「持ってない」


婆「あら、じゃあこれ!」



尾張屋おじいおばああるある。


ポイントの譲渡。




私「お預かりします。(ピッ)お返しいたします」


婆「ありがとね!えっへっへっ」



不敵な笑みだ。



「じゃあ、またね」と、遠めのサッカー台へ去るおばあさん



「おう」とおじいさん。



ピッピッピッピッ



「お会計¥1270です」


「はい、じゃあこれでとって」


「¥2000お預かりしまーす」


ピッピッピッピッ 小計…ピッ










パパーンッッッッッ♪♪♪♪






………………






えっっっっっ?????



出た????



500円券出ちゃった??????





私「えっとー、¥730お返しと…えっと…500円券が発行されたんですけど…その…」



さっきのおばあさんどこだ…?



爺「あ、そうなの?デュヘヘへへへ(レシートグシャッ)ありがと~」




いや、デュヘヘへへじゃねえ!



おじい!



10万5千円分の買い物をしたものだけが得られるやつ!


おじいは10万5千円分の千円ぽっちしか払ってないじゃないか!


約分すると105分の1!!!



おじい!



おじい!!!



おじい〜〜〜!!!!!



私の心の声はおじいさんに届くことはなかった。。。



地元コミュニティが仇となった。


悲劇。



以上

ポイントカードの悲劇 でした。




精読ありがとうございました!!