1という数字を毎日1%ずつ大きくすることができたとしてら1年後にいくつになっているかを計算してみました。約38でした。38倍です。ほんの1%でもいいから昨日より前に進んでみることで、違ったことをすることで1年後には世界は大きく変わります。

 

 このとき100日後では2.7、200日後では7.3、300日後は19.8と徐々にスピードは加速していきます。加速度がつくわけです。逆に言えば、10日経過ぐらいでは、目に見えた成果が上がることがありません。

 

 そのため、目に見える、自分で実感できることだけを信じないようにしてください。365日後の38倍もの姿はいまは目に見えず、感じることもできないですが、信じてください。信じれれば継続できます。そして、継続できればその成果は必ず手に入ります。

 

 経営計画作成(事業承継計画も含めて)のポイントはここにあります。自分が将来達成したいことをまず描きます。そして、いつまでに達成したいかを決めます。
 その2つが決まると、自分が登らなければならない「
将来坂」の角度が決まります。後はその角度によって準備するツール、求められるタフネスが違ってくるだけです。

 経営計画は間違っても将来予測をするという「他人事」でありませんので、くれぐれもご注意を。

 

 

 平成26年5月27日に、私の父が永眠しました。92歳でした。普通ですとこの歳での永眠であれば「よく長生きしたね」とかという想いが強くなるはずと私も生前はそう思っていました。しかしながら、現実には違いました。

 父は義務教育が終了した16歳から生まれ故郷の栃木から上京し、塗装店のペンキ塗りとして働き始めました。その後65歳で退職するまで黙々と、ただひたすら真面目に仕事をこなしていました。昔の人ですので無口で言葉は上からの命令調の言葉が多く、口答えは許されませんでした。


 父と私はほとんど口をきいたことがありませんでした。私の大学・学部の選択のついても一言も相談したことはありませんでした。その他でも口をきいた記憶が正直あまりありません。

そのため、父が80歳を過ぎて病院に入院することが増え、やがて来るであろう父の死期を考えるようになったときも、「この歳まで生きてもらえば大往生」「人間はいつか死ぬんだから悔しいという感じではないな」というような感覚で私はいました。

 

 しかしながら、父の告別式で棺に入った父の顔を見ながら静かに涙が出ていました。そのとき、わかったことは昨日と今日とでは何かが変わったということでした。
 それは一言で言えば喪失感。父と私はほとんど口を交わしていないけれど、何か大事なことを父から受け継ぎ、その何か大事なことを喪失したという感覚でしょうか。いまだによく整理できていません。

 

 そのような経験を契機として父と子の絆って何なんだろう、父が子供に受け継がせるものは何か、父は子供に何を大事なこととして教えるべきなのか、子供は父に何を要求すればいいのかなどを深く考えるようになりました。

 

      

 

 

   事業承継は大きく経営権の承継と、財産の承継とに分けられます。

  経営権の承継とは、具体的には経営者である親が保有する会社株式を子たる承継者に移転することです。

 

  財産の承継は相続と同じように不動産や銀行預金などを承継者に移転することです。

 

 違う観点から書いてみますと、経営者の親が死亡したとき、例えば後継者たる長男には会社株式(自己株式)を移転させて、会社の所有者たる地位を長男に移転します。そして、長男は親から引き継いだ会社の新たな社長として経営を切り盛りしていきます。

 

 また、会社の経営にタッチしない次男や長女には親が所有していた自宅や銀行預金などを相続などにより移転させることにより、長男と次男・長女とで公平性を確保するようにします。

 

 ただ、現実には次のような問題が起きることがあります。

 (1)親の財産は自社株式だけなので、長男たる後継者には財産を移転できるが、その他の次男・長女には財産が移転できず、次男らから不満が遺留分請求というかたちで爆発する。

 

 (2)長男には自社株式、次男・長女らには不動産や銀行預金を移転できたが、長男には換金性の高い資産が移転されないため、相続税を支払うことができない。

 

  などなど。