こんばんは〜
最近、患者さんが多くてかなり疲労しています。しんどい・・・。
しかし、そんな弱気なことも言ってられません。
昨日は、大学病院時代に僕によくついてくれて、色々と教えていた、その当時の学生の子と食事に行ってきました。話を聞けば、なんと大学病院に勤務しているとのことでした。
その子の考えている悩みであったり、この先のこと、また面白いどーでもいい話など3時間ずーとぶっ通しで話していました。僕が1年目の時にすっごく考え、そして悩んでいたことと共通するところもあり、それらについて僕なりの言葉で伝えてあげました。
しかし、本当に不思議なものです。
僕が2年目だっと時の学生が今や「○○くん」から「○○先生」になっているんですからね。マジで、時間って過ぎてくの早いよねって改めて気づかされました。笑
写真を散ることを忘れていたことが、僕の公開ではあります・・・。
では、糖尿病性腎症について考えていきたいと思います。
以前も、ブログに書いたことがあるかもしれませんが、あまりどんなことを書いたか覚えてないので、こちらを最新版と思って読んでいただけたらと思います。
<定義>
現在定義と呼べるものは存在していません。
では、どう考えるか?
CKDの定義より読み取ればいいですよね。
CKDガイドラインより、
「CKDとは、GFRで表わされる腎機能の低下があるか、もしくは腎臓の障害を示唆する所見が慢性的に持続するものすべてを包含する。」
(詳細)
①尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らか。特に0.15 g/gCr以上の蛋白尿(30mg/gCr以上のアルブミン尿)の存在が重要。
②GFR<60mL/分/1.73㎡
①、②のいずれか、または両方が3カ月以上持続する
<疫学>
JDDM Studyより、「2型糖尿病患者の約40%が腎症を有している。」と言われていますね。
また、厚生労働省などの発表によると、現在全国にCKD患者は1330万人存在し、うち透析患者は32万人いるという統計が出されています。
そして、面白いのが、透析患者に関する統計です。新規透析導入患者の平均年齢は68.44歳、現在の透析患者の平均年齢は66.87歳です。
すっごく高齢者の方が透析を行なっているんですよね(腎不全だから、当然高齢者の方が発症リスクが高いのは当たり前か・・・。)。
そして、個人的な見解ですが、
糖尿病性腎症とはあくまでも、現在透析導入に至る原因の中で最も多いというだけのもであり、糖尿病性腎症とCKDに関しては切り離して考えることはナンセンスだと言えます。
要は、結局は糖尿病性腎症はCKDという大きな枠組みの中の一部であるに過ぎないので、考え方としては、CKDに対する考え方をそのまま当てはめていいのではないかと僕は思っています(2月18日に腎臓リハビリテーション学会に参加するのでその時に、またアップデートします。)。
明日は、少し論文も交えて考えていきたいと思います。
では、また明日〜!!
ps.最近、ジョジョの奇妙な冒険にはまっています。敵ながらワムウが好きです。