がん治療において、特に造血幹細胞移植の際には、通常は歯科治療をします。
口の中に細菌があると口内炎を発症します。
白血球の数が限りなく0に近くなります。
その結果、細菌に感染しやすくなり、口の中に細菌があると口内炎になります。
2017年、一人の歯科医が提唱した「誤嚥性肺炎ゼロプロジェクト(略称:ゼロプロ)」。誤嚥性肺炎ゼロを目標に掲げ、看護師や医療従事者、介護施設職員に向けて口腔ケアの実習やセミナーを実施し、介護施設や病院で「週2回の口腔ケア」を推奨している。
現在は全国43施設(2020年11月)がこのサービスを導入し、さらなる拡大を目指している。「ゼロプロ」を提唱し、プロジェクトを推進するのは歯科医でありクロスケアデンタル(福岡市)の代表・瀧内博也氏と共同設立者・浜俊壱氏。日本の医療・介護業界で初の試みとなるこのプロジェクトの骨子と今後の展望を聞いた。