あまり注目を浴びることはありませんでしたが、この道路の真ん中に埋設された馬蹄形の地下用水路は地下埋設物調査をしても確認できませんでした。
この地下用水路はキャナルシティまで続いているのです。
ガス管の供給管工事をするにあたり、最初の地下埋設物調査では、その存在を確認することができなかったので、通常の土被りで工事計画を作成しましたが、以前にキャナルシティの工事を担当した外管工事会社の方から、ここには馬蹄形の暗渠が地下浅く埋設されているはずだとの通報がありました。
その通報によって再度埋設物調査をしましたが、確認できませんでした。
でも、以前に工事した外管工事会社の言葉を信用して“土被り“60cmで道路表面に鉄板を敷くという工法で工事をしたら、やはり馬蹄形の暗渠がありました。
ことなきでしたが、
博多駅前の陥没事故の写真に馬蹄形の暗渠がはっきりと写っているのをみたら、何故か懐かしくなりました。
道路占用許可申請は道路掘削許可なのですが、時には工事をしてみて、初めて地下埋設物が判明したこともありました。
不思議なんですが、記録に残らない地下埋設物があります。
外環状道路からは歩道橋の土台が見つかったこともありました。
宮崎では土地家屋調査士事務所に勤務していましたが、その実務経験が活かされました。
*土被りとは
土被り
(ドカブリ)
土被りとは、トンネルや暗きょのように地中に埋設される構造物の上端から地表面までの土砂や岩盤の厚さのこと。電線を地中に埋設する場合、十分な土被りを確保すると、地表面から管路に伝わる圧力が分散されます。十分な土被りを確保し、かつ埋設シートを電線路の上部に敷設すれば、重機で掘削した際の損傷を受ける可能性が低くなり、より安全性が高くなります。
ここまでお読みいただきありがとうございました🙇🏻🙇🏻