発達障害はまわりの理解が必要です。トライアル雇用の担当者としての失敗 | 行動派行政書士のチャレンジとつぶやき(医療・産業廃棄物・出入国在留許可(出入国管理)・建設業・農地法・土地利用・相続・民事法務等)

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私は医療機関(病院)で総務担当が長かったのですが、労務管理の中で知的障害者のトライアル雇用を担当したことがあります。
ジョブコーチが付きっきりで指導しているのですが、私自身がトライアル雇用の担当が初めてでどうしたらいいのかわかりませんでした。

前任者から引き継いで、そのままでしたが知的障害者の彼女に当れられた仕事は『トイレ掃除』!
職場の誰とも交流することもなく、毎日ひとり黙々とトイレ掃除だけをしていました。

毎日が単調な仕事で、『このままではいけない。なんとか彼女が生き生きと仕事ができるようにしなければならない。』
と考えながら、経験の浅い私はどうすることもできませんでした。

その後、自分の娘があまりにも可哀想だという母親からの申し出でトライアル雇用は中止になり、知的障害者の娘さんを採用することはありませんでした。

そのことは“私の失敗“としていつも頭の中に残っていて、ある時島根県出雲市でお会いした『人を大切にする経営学会』の坂本光司会長に質問したところ、即答で
『障害者雇用で障害者の仕事がなければ作れば良い。ただ注意しなければならないことは健常者と交流できる仕事でなければなりません。』

なるほど納得しました。セイテンノヘキレキとは、
このことでした。
その後医療経営コンサルタントとしては障害者雇用への対応はそのお話をさせていただいています。

ここまでお読みいただきありがとうございました🙇🏻🙇🏻