出身は佐賀です
ヤッホッホーイ!
さて、書き出しの挨拶はこれくらいにして…笑笑
先日『ガタの国から』無事放送されました!
ご視聴頂きありがとうございました。
脚本の八津さんと。
未視聴の方もおると思いますが、是非機会がある時に見てくれたら嬉しいです。
佐賀をほんの少しだけど体験できるように感じます。
今でこそ、こうして佐賀の作品であったりに触れられる様になったわけだけど、当然それはオーブに出演したという結果があって、ずーーーっと俳優として歩んでいたのだけど、縁は全くなかった。
まぁそりゃね、発信した所で気づかれなきゃね。
気づかれる、発信する、受信される。
広がるということの難しさであり、刺激し続けるエネルギーであり、この道の先に何があるか、光も差していない暗い、足下の見えない日々を想うと今この時間の愛おしさと恐怖心よ。
追いかけている時間はまだまだ先ではあるから道の途中でしかないけど、言葉が遠く深くまで届いているのだなと考えると、やはりね。
一人の男としても人間としても、面白くアップデートしながらありたいなと。
おっ、この流れは脱線だな 笑笑
いや、ホントはルーツについて話そうかと。
今回、佐賀の作品に出演出来たことには本当に感動していて、そこに運んでもらえたことに感謝ばかりで。
オーブという作品に出会えたことがやはりどこまでも大きな出来事で…
その大きさをもう測ることは出来ないから、感謝してもしきれないから、与えられたそれと向き合いながら突き進むしかなくて。
佐賀を飛び出したワケよ、少年青柳は、17歳で 笑笑
懐かしいね、何も持ってなかったし、想像力もなく、ただ『おれは大丈夫!』って、なんだそれ!!って感じだけど、今思えば 笑笑
『俳優になるんだ!』
いや、俳優がどんな商売かも分からず、あのキラキラとしたレッドカーペットを闊歩する姿に、アカデミー賞というあの場所に憧れて。
映画を好きになったのも舞台を知ったのも全部東京に出てきてから。
「こんな街じゃダメだ!なんもねーな!佐賀!バーカ、バーカ!」
みたいな 笑笑
高校にも行かず、ムカムカムカムカしとった佐賀という得体の知れない土地、それがおれの佐賀。
親父の生まれは隣の久留米、おかんは小樽の人。
おれが生まれたのは兵庫、尼崎。
5歳になる前までかな、次は親父の転勤で長野、松本。
ルーツとして佐賀は流れていない。
中学3年の12月まで松本。
サッカーを覚えて友達も沢山いて、ラブレターを書いたのも、喧嘩したのも、初めて彼女が出来たのも、松本。
恐ろしいタイミングで佐賀に引っ越してきた。
それが許せなくてね〜
止まっちゃったのよ、なんか、景色も時間も全部。
止まっているとも感じていたし、止めちゃったとも今は思う。
そこから東京に出るまで3年かかっとらん。
俳優を目指して、プロフィールというものを作るとき『出身地は?』ってなって
出身地ってなに?ってなる。
生まれた場所?思い入れのある場所?家族がいる場所?どれ?
とりあえず兵庫にしたり、長野にしたり…
時折、佐賀です。って言うことを憚られる時もある。
呼吸をした時間の短さもある。行動範囲の狭さもある。共有した思い出の少なさか。
地元愛、みたいな言葉に紛らわされるなと釘を刺す。
離れて15年…どの土地より東京が長いわけ。
東京に出て来た理由は俳優として生きるだったけど、やりたいことも目標の明度も全て東京で生活しながら埋まっていったし、友達も大概が今では東京で出会った人たち。
その人たちに支えられ教えられることが今の自分を形作っている。
じゃ、出身地東京なんじゃね?笑笑
なんでもいーんだよ。きっと。
佐賀には、ぼくが愛している人たちが住んでいて、その人たちが佐賀に誇りを持っている。
だから、ルーツは時間でも血でもなくて、人。
発信する強さを増してきて、佐賀に帰る機会も増え、佐賀と自分について考える時間が出来て、ようやっと佐賀が好き。
学べば学ぶほど面白い、それはどんな土地もそう思う。
松本も大切な場所に変わりはない、兵庫の記憶はそんなにないけど、それでも思うところはやはりある。
『出身はどこですか?』
これからも佐賀ですと言う…後ろ側にいろんな想いを詰め込んで。
これからどう変化しどう関わっていくか。
関わり続けられる人でありたい。
そう思う。
憧れた場所へ向かって。
選択する道がどこへ向かおうと、クネクネとしても。
辿り着いた先にまた新しい世界を見たいし知りたい。
だからそこへ行こうと。
出身地がどこであろうと、誰と出会おうと、最初に飛び出した時から変わることなく、迷ったり悩んだりしたけど 笑笑
なーんもない。なんもなかよ。と。
何がいるのだろう?
便利であったり、流行であったりの発信源があれば、何かあるになるのだろうか?
豊かで緑に海に瑞々しい食材達があって、世界に誇る職人の受け継がれた技があり、深い歴史に彩られ空気は澄み、人の温かさがある。
なーんもなか、という彼らはそれでも佐賀におる。
ぼくが愛してやまない人たちが佐賀を愛してる。
それでいい、それがいい。
佐賀よかとこ。
ぢゃそいぎね。。。