一人でいることが怖かった | 青柳尊哉オフィシャルブログ 酔いどれ女神の旅日記 Powered by Ameba

一人でいることが怖かった



黙って去る背中に…
ゆっくりと閉じる玄関の扉に…
投げつけられたあの時のお気に入りのグラスのカケラを…
今日まで必死にかき集めていました。

空っぽの部屋でポツンと過ごした日々と一人で迎えた誕生日
ポストに届いた一通の手紙…


ハイビスカスを髪留めにした写真をふと思い出しました。


バージニアスリムとお決まりの線香と菊の花束


シュシュが玄関から動かないんだ


目を閉じても忘れられない風景がある
誰かはそれを原風景と言いました。


泣きながら天井を見つめ黙っていた姿が…
大きめのお気に入りのソファーが…
洗濯機は面白い位置に転がっていて…
沢山の窓からオレンジの光りが差し込んでいて…
今も変わらないのは背の低い冷蔵庫…


必死にやめていたタバコは変わらずにあの黄色いアメスピ


記憶の中にしか無い思い出

死んだ人の過去を強引に曲げて未来に繋げる少女…
あのドラマの続きは…

どうなったんだろ…


忘れたい話しがあった
忘れたくない話しだった
忘れられない話しだった


鬱々とした日々の中で弱さを知って…
認めたくなくて


2月22日になると思い出す事がある

あの日以来僕の部屋にはカーテンが無い

誰も居なくなった部屋に残った時、何もなくて、誰もいない事の恐さを初めてしりました。友達も何もかも…

窓から差し込むオレンジの光りが救いだったから

カーテンは要らなかった


やっとあの日の自分と逢ったよ


自分だらけで弱くて意地を張った自信の無い臆病な自分と

傷つける事しか出来なかった日々を



フタをした事実と偽りの真実が今、目の前にいます



友達が出来たよ
本当に沢山
『誕生日おめでとう』と言ってくれる人が沢山います

前よりも芝居が好きになりました



今やっと言える言葉は


『ありがとうとお幸せに』


今度新しいカーテンを買おうと思うよ



次の芝居は『執着と輪廻と我が儘で歪んだ愛のお話』

『もういないけど、ここにいるよとしがみつく』


阿佐ヶ谷アルシェにて初めて『愛』について叫んでます。


苦しんで傷んでそれでも一心不乱に…カタチは違うけど誰の心にもある感動をなんとか触れて、届けられたらって思う。


是非劇場の空間に飛び込みに来て下さい。



細かい詳細は明日にでも。



ぢゃそいぎね。。。