2代目吉田玉男襲名披露 | MamMa Mi〜A ♡アナウンサー 青柳万美のBlog  

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現在国立文楽劇場で行われている四月文楽公演へ行ってきました。
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今回は吉田玉女さんが2代目吉田玉男を襲名したお披露目の公演。
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劇場内もいつもと違った華やかさでした。
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先代の玉男さんを拝見した記憶は1度だけ。
2002年、東京の国立劇場小劇場で行われた通し狂言『菅原伝授手習鑑』を見た時。
菅丞相を遣ったのが初代玉男さんでした。
泰然とした様と菅丞相という人物のスケールを感じたことは今も印象深く残っています。
ちなみにそのとき、佐太村桜丸切腹の段を語ったのは昨年引退された住太夫さん。
あの迫真に迫った語りと出会わなかったら、こうして今人形浄瑠璃文楽についてブログを書いていないと思います。

歌舞伎の襲名披露口上は何度も見たことがありますが、文楽では初めて。
人形遣いの方や三味線の方の声を舞台上で聞くことは基本的にないことなので、あらゆる意味でドキドキ、ワクワクしながら、皆さんのご挨拶を聞いていました。
シンプルでしたが、とても良かったです。
襲名披露狂言は『一谷嫩軍記』。
熊谷次郎直実の切なく虚しく、そしてスケールもある物語です。
引き込まれました。
その後に続くのが『卅三間堂棟由来』。初めて見る演目でしたが、柳と梛の木の切ない恋の物語で、また涙。
この演目、今度歌舞伎で見てみたいです!『靱猿』で幕が開くだけに、より切なさが際立った終演後でした。

床本を目で追いながら鑑賞しましたが、言葉の使われ方など勉強にもなりすね!

四月文楽公演は26日、今度の日曜までですよ。