欠け始めた月を見ながら向かったのは神戸の老舗中華、三宮一貫楼さん。
国際色豊かな神戸の食文化にあわせてシェリー酒を楽しもう!というイベントがあり、参加させていただきました。
最初は一人で参加は心もとないなと遠慮しようかと思ったのですが・・・。
ワインバーで時々見かけては飲むことのあるシェリー。
甘い飲み口は大好きですがよく考えたら、シェリーってどんなお酒?という好奇心がムクムクとわきあがりましたの

教えて下さったのは神戸の女性で唯一ベネンシアドール公式称号資格を持つ BAR うさぎの中川弘美さん。
ベネンシアドールとはワインのソムリエにあたる呼称です。
さて、そもそもの大前提、シェリーとはどんなお酒

シェリー酒はスペイン南部、アンダルシア州の南西の端にあるへレスという町を中心にした限定地域で造られる白ワインのことです。
スペインではSherryではなくVino de Jerez=ヘレスのワイン と呼ばれているそうです。
白ワインにアルコール(白ワインを蒸溜したもの)を加えてアルコール度数を高め、熟成させています。
ブドウの種類やアルコール度数の高め方、熟成のさせ方でタイプが分かれます。
今回はそんなシェリーと中華のマリアージュ。
冷菜とあわせたのは"マンサニージャ"と呼ばれるタイプ。
スッキとした辛口タイプです。

この色を見ると、シェリーは白ワインから作られたものというのがよく分かりますね。
今回頂いたマンサニージャ・ラ・ヒターナはミネラル感がありフレッシュでした。
ここのボデガ=ワイナリーは、海から一番近い場所にあるんですって。
納得。
続いて主菜の一つ排骨(骨付きあばら肉)の豆豉煮込み、麻婆豆腐はオロロソと呼ばれるタイプを頂きました。
アルコール度数を高めて酸化熟成させたもので、辛口ですが程よく甘い風味もあります。
風味や色味は紹興酒と似ていましたよ。
麻婆豆腐のピリッとした辛みとあわせるとその甘さが際立ってきて、また辛い麻婆豆腐が進むという取り合わせでした

パクチーともあいますね。
最後はデザートにもぴったりの甘味の強いシェリー。
ペドロ・ヒメネスというタイプです。
琥珀色が美しくとろっとしています。
飲んだ瞬間、レーズンをほおばったような感覚になりました。
ペドロ・ヒメネスという品種のブドウを干してそれをワインにしているんですって。
糖度を上げて作ったワインなんですね。
このタイプ、大好き


さて、このシェリーとのマリアージュは一貫楼さんの杏仁豆腐。
しっかりしたシンプルな杏仁豆腐にシェリーをかけるとオトナのプディングの完成です

クコの実との風味も完璧でした

一貫楼さん、美味しい中華を有難うございました

ところで、シェリーはアルコール度数が高いので抜栓してからもしばらくは楽しめるのだとか。
家で飲むのには丁度良さそうですね

それに、酔いのさめ方が早い気がします。
で、結果飲み過ぎたような




