「この前、姉さんとレンタル屋さんに行ったら成人コーナーに迷い込んでしまったのですが・・。」
「絶対わざとだよね、灰音さん。」
「わざと?ねえさんがですか?」
「行、私は後ろからついていったはずだが・・。」
「姉さん、そこらへんよく話し合いましょうか。」
「まぁ、そんなことはいいんだが、男の子って馬鹿なのだろうか?」
「話しそらしましたね・・。」
「いや、そらしてないぞ?あぁいうDVDのタイトルって、なんか駄洒落のようなもじりが結構あったように見えたんだが・・。」
「あぁ、ありますよね、そういうの。マゾっ子メルちゃんとか。」
「「「岬ちゃん・・」」」
「岬ちゃんは何でそんなことを知ってるんですか?姉さんならともかく。」
「いや、だから私は、」
「隣のお兄さんがそういうの机の上に並べられているのがよく見えるので。」
「岬ちゃん、お隣は見るのよそうね。」
「ともかく、有名映画タイトルのもじりとかそういうのがあってだな、非常に残念な気分になった。」
「確かにそういう話を先輩から聞かされたり、テレビで芸人さんが話してるのを見たことはありますけど、たぶん、話題性に乗っかりたいとかそういうことじゃないですか?」
「でも、確かにタイトルのつけかたって、男の人のはまんまだったり、もじりだったり、なんかあんまり考えてないのかなって気がしますね。漫画とかでも女の子の方がかわいいタイトルとか色々あるのに・・。」
「うーん、そうかな・・まぁ安直なのは多い気がしないでもないけど・・。」
「その通りですね、男子はいつまでも夢見がちな割に夢がないタイトルが多い気がします。」
「確かに、少女マンガのタイトルはきらきらしてるな・・私は苦手だが。」
「そうですか?姉さんよく、」
「行、色々話し合おうか。」
「先輩は、なんか結構実はエッチなのはダメとかありそうですよね、話の感じとは裏腹に。」
「確かにレンタルやさんでは顔真っ赤でしたね。」
「やっぱりじゃあ行ちゃんが先導してたんだね。」
「岬ちゃん、」
「なるほどね・・。」
「先輩、」
「行の悪行はすぐにばれるな・・。」
「ねえさんっ、」
「でもじゃあ灰音先輩はやっぱり、本当はそういう話とかダメなんですね。」
「いや、そんなことは・・ないんだが・・。」
「かわいいですね。」
「私の話は別にいいだろ、今はもじりタイトルの話をだな、」
「この前のヤンデレをもじってニャンデレとか。」
「いきなりなんですか、先輩。」
「いや、にゃんこが好きな感じでニャンデレ・・。」
「それ、用法間違ってる上に微妙です。ニャンデレじゃニャンニャンした挙句デレデレって意味が変わらない上にただのおバカなカップルじゃないですか、やっぱり男性にはこういう才能ないですね。得意なのはエロだけですか・・。」
「行ちゃん、なんかそれ聞こえが悪いんだけど・・。」
「あっ、思ったんですけど、もしかして男の子って、うっかりそういうこと想像しちゃうんじゃないですか?」
「どういうことですか?岬ちゃん。」
「小学生のとき、辞書を使う授業をするとすぐ男の子って変な言葉調べてたりしませんでした?」
「あぁ・・。」
「それに、言い間違いとか聞くと妙に騒いだり。だから、なんか似てる言葉を見るとちょっとエッチっぽい感じを思いついちゃうのかなぁって。」
「いつまでも子供ってことか。なるほど。」
「まぁ、そういう傾向はあるかもしれない。そういうことを想像する言葉にみんな妙に色めき立ったりはしてたような。」
「先輩はどうでした?」
「えっ僕?・・・わぁ、そうだね、確かに、わかって苦笑いしたりはしてました。」
「まさかのカミングアウトですが弱いですねネタとしては。」
「まぁ、吉田君も男の子だから仕方ないな。」
「どうしてそこで姉さんがちょっと顔赤いんです?」
「そういう行ちゃんは平気そうだね。」
「そういってる岬ちゃんが一番平然とそういう話をしている気がしますが・・。」
「隣のお兄ちゃんで勉強したからね。」
「「「・・・・・」」」
「ま、まぁともかく、男が残念だということは身にしみました。・・・この話、やめませんか?」
「そうしようか・・どうも誰も得しない話しになりそうだ。」
end