カランカラン
「おはようございます。」
「あぁ、朝ちゃん、いらっしゃい、待ってたわよ。今日はお休みのところ悪いわね。」
「朝ちゃん?朝の子ってことですか?」
「朝の子じゃないです、朝子です。」
「朝の子の一人、朝子ちゃんよ。」
「どうも、君島朝子です。」
「この子大学生なんだけどね、全然大学いってないのよ、みんなこういう感じになっちゃダメよ。」
「うるさい。」
ベシ。
「「「「たたいてる。」」」」
「何?みんなきょとんとして?」
「いや、マスターのことたたいていいんだなと思いまして。これから俺も容赦なく突っ込みいれられるかと。」
「何をいきなり、いいわけないでしょっ。」
「なんでやねん。」
ペシ。
「「「「またたたいた。」」」」
「いや、だってたたかれてますけど。」
「えっ?あ、これ?これはもうしょうがないのよ、この子のクセみたいな物でね。もうすっかりあきらめてたから忘れてたわ。」
ペシ。
「「「「ただ、たたいた・・」」」」
「店長よければいいのに。」
「最初のうちはそうしてたんだけどね、もう面倒で。今じゃ普通に受け流してるわ。」
「すっかり話がそれてますけど、私は何をすれば?そのかっこすればいいんですか?」
「あぁ、これはけいちゃんの制服がなかったからで別に大丈夫よ。」
「やっぱり一番の美少女の私がきるべきかと。」
「あら、けいちゃんは男の子よ?」
「えっ・・・」
朝子は計を不思議そうに見つめた後、体中をあちこちぺたぺたとさわりまくる。
「あ、ひゅっ。」
圭が今まで出したことのないような声を上げる。
「ちょ、ちょっと、あなた何してるんですの?」
「何ってものを確かめようかと。」
「そ、そんなの胸を触った時点でわかるじゃないですか。」
「えー。」
今度はなぜかみなもをぺたぺたと触りだす。
「じゃあ、これも男?」
「私は男じゃないよ!こんなかわいい男がいるわけないじゃん!」
「だって・・」
圭を指差す朝子。
「まぁ、確かに・・圭が男ならみなもが男でもおかしくないな。」
「なんでよっ!じゃあ、みゆきちゃんは?ぺたぺたしなよ。」
「ぺたぺたできない・・」
「な、なんですの、その怯えたような目は。」
「怖い・・」
「な、なんでですの?私何かしましたか?」
「怖い・・・」
「そんなに怯えない。で、みなもちゃんは一応女の子よ。」
「一応って何?説明しなくても女だよっ。」
むんず。
「そんなとこ握っても何もないよっ!」
「なんて会話をしてるんだ、お前らは。」
「だって、ひどくない?」
「みなもさんは女の子です。間違いないです。」
「圭さんが言うとなんか説得力ありますわね。」
「・・みゆきちゃん、それ言わないでぇ。」
「なんでですか?」
「あぁ、そっか、木野戸さんは話でしか聞いてないもんな。」
「えっ?なんですか?」
「気にしないで、そしてもう触れないで。」
「どうでもいいですが、無視しないで下さい。じゃあ、もう一度ぺたぺた。うーん、微妙に女の子ですね。」
「微妙ってどういう意味っ!?」
「みなも、お前自分で墓穴掘ってるからもうやめろ。」
「どうでもいいけどあんたたちこのどうでもいい会話いつまで続けるの?」
「そろそろ飽きましたね。話を戻しましょうか?」
「そうして頂戴、一緒にいて頭痛くなってきたわ。」
「で、私はこの服を着ればいいんですね。」
「「「「「またそこから?!」」」」」
つづくん?