【音楽・サイケ】Bobby Beausoleil / Lucifer Rising | MESCALINE

【音楽・サイケ】Bobby Beausoleil / Lucifer Rising

Bobby Beausoleil / Lucifer Rising

今回紹介するのは、ルシファーライジングというカルトムービーのサントラです
今のぬるいサイケを信仰してる人には、これがサイケだ!と言ってやりたくなりますね
というような、傲慢なことを言いたくなるぐらい、良い作品です

マンソン(マリリンじゃないよ)ファミリーは、一筋縄ではいかない奥深さがありますね。このサントラが
獄中で作られたなんてのも、これまたまた素晴らしいじゃないですか、中身としては早すぎたアンビエント
ミュージックなのですが、最近ありふれている、深みも何もないトランスなんかよりずっと良いです。

マンソンファミリーについて気になるって人は、チャールズ・マンソンで、検索してみてください。
↓の動画で全部ではないですが、一応聞けます(出ている映像はルシファーライジングの本編)




これが作られたのは1973年、米国の某監獄内、機材とかどうしたんだろ?って思いますが
それ以上に中身がどうやって作ったんだろ?なんですよ。今でこそありとあらゆる電子音楽機材が
ありますが、この時代はそんなのも出てきたばかりで、認知度も評価も全然低い、にもかかわらず
ここまでの作品を作り上げるというのは、素晴らしいという言葉以外では、形容できません。

音のイメージ的には、Space Ritual時代のホークウインドをおとなしく、した感じですね。
あのサウンドからスペーシーでサイケな部分を抽出して、煮詰めて見ました、という雰囲気なので
初期のホークウインドが好きな人には、溜まらないアルバムだと思います(ロックではありません)

ルシファーライジングのサントラは、当初ジミー・ペイジが担当であったのだが、作れずに投げ出され
新たに、Bobby Beausoleilに白羽の矢が当たる事になったという、逸話のあるサントラです。
かのジミー・ペイジ作成を放棄したというだけでも、気になる人はいるのではないでしょうか
(その点を考慮してもマニアックな作品なので、知名度は低いのですが……。)

アナログシンセとドラムとギターノイズと、管楽器、多少メタルパーカッションの潜んでる感じがします。
この時代のこういった音楽の特徴である、生音と電子音のせめぎ合いが良い感じに作用してますね
まさしくこの時代だからこそ産まれ得た音楽だといえる。(別に音楽論を語りたいわけではないのだが
今の時代でこれを作っても珍しくも何ともないため、シーンに吸収されて終わると思われます)

誰一人として有名なミュージシャンも参加していないし、作品自体も一部の層にしか知られていませんが
完成度の高い名作でしょう。HELDONほどシンセの嵐ではないですが、HELDONが好きな人は間違いなく
反応を示すような音楽だと思います(気に入るかどうかは別として)