常日頃山を走り回っているあおっぴですが
実は大の虫嫌いであります。
もっと言うと限定で家の中に居るのが嫌いです。
ゴキブリとか動きの速いのとか大の苦手ですが
外にいる分には無視できます。
しかし先日、職場でフロアの掃除をしている時に大き目の虫が死んでいるのを見つけました。
憂鬱だ(￣▽￣;)
掃除機で吸うのかな～、ゴミ箱行きかな～と悩んでおりますと
かすかに手足が動きました。
多分大きな羽蟻。
元気だったらブンブン飛びまわってうるさかったのでしょうが、瀕死の状態です。
生きているのに掃除機で吸うのはちょっと、と思いペーパーに水を少し浸してそばに置いてあげたら、そちらに必死で這いはじめました。
まだ生きようとしている。
そうだ、おやつに持ってきた栗餡パイがあったな、あの中身をあげてみようと思いそっとおいてあげると
さっきまでもう死ぬばかりだった蟻が必死で食いつくではありませんか。
感動でいっぱいでした。
これは俺のだ～、と言わんばかりに栗餡を抱え込んでたくさん食べた後
蟻さんは満足したのかこの世を去っていきました。
情が湧いてしまったので、我が家の庭に栗餡と一緒に埋葬してお線香をあげました。
小さな命の終末に関わったある日の仕事でした。
終わりと言えば人の世も移り変わるもの。
お世話になったお店がなくなっていくのもまた仕方のない事ですが寂しいですね。
ここは青梅線沿線にあるホテルです。
泊った事はありませんが、ここのビュッフェは折々お世話になりました。
こんな大きなホテルが閉館になると言うので
母の日と身内の退職祝いでみんなでやってきました。
亡き義父が大好きだったローストビーフとプリン。
晩年まで洋食が大好きで、こういう食事が好きな方でした。
一緒に食事した場所がなくなるのは寂しいですね。
この日はシーフードメインでした。
甲殻類は苦手な私が普段食卓に出さないようなものを子供たちは楽しんでいましたね。
自分はローストビーフ無限ループしてましたね、このために来たと言っても過言ではありません(｀･ω･´)！
めいっぱい楽しんで感謝してみんなで美味しくいただきました。
こうして思い出の場所がまた一つお別れです。
庭で記念写真を撮ろうと、中庭を散策しました。
正直裏手がこんな山の中みたいになってるなんて思いもしませんでした。
鳥のさえずりがたくさん聞こえます。
鶯が上手に鳴いています。
このチャペルもなくなっちゃうんでしょうか。
聞く所によると、閉業は決まっているけど取り壊しのめどがたっていないとか。
廃ホテルになってしまうんでしょうか。
美味しい食事をいただいて、みんなで散策して楽しい時間を過ごしました。
正直、ここがなくなるのも人間の都合です。
この辺りは商業施設の開発が盛んですから、何かに作り替えられるのかもしれません。
ふ、と足元を見ると
小さな命がたくさん。
可愛いね。
人間の都合でここがどうなるのかわからないけれど
君たちがその命をまっとうできる事を祈っているよ。
この街中に残っている木々や自然が
できるならば守られることを切に願っています。
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