事故現場から離れ、ゆったりと川野駐車場まで。
パピオ氏と二人で道々桜を見ながら流します。
昔は事故現場を見た後は生きた心地もしないものでしたが
良い事かわかりませんが、なるべく早目にゆっくり安全に走り抜ける事で
最近は長い事引きずる事は無いようになりました。
あおっぴが一人でバイク散歩を始めてから、一番最初に見た事故の事を思い出します。
忘れもしない、411を奥多摩湖に沿って走っていると対向車線のバイクの方達が速度落とせの合図をしていきます。
取り締まりだろうか、と思いゆっくりと進んでいくと
そこには大型トラックとバイクの正面衝突の事故現場が広がっておりました。
通り過ぎるまでの時間につぶさに事故現場が目に入ってきました。
バイクの方は担架には乗せられていましたが、その時点でもう亡くなっているようでした。
帰路についている途中だったとはいえ、まだ家までだいぶ距離がある場所でした。
全身がガタガタ震える様な、心臓がバクバクするような感じの状態で家まで帰ったのを覚えています。
その光景がしばらくトラウマになったのは言うまでもありません。
川野駐車所で一服した後、山のふるさと村へ向かいました。
ここにグラトラ君がいたらねえ、なんて言いながら二人で記念撮影。
雲は多いけど、この時間まで結局雨雲は降りて来ず。
気持ちのいい爽やかな空気を深呼吸できました。
この辺りでメンタルはもう大丈夫な感じで
セルフメンテは完了です。
桜はね、もうこの辺りは盛りをとっくに過ぎてしまっておりました。
道を走っているとまだ咲いていたのであるいはと思ったんですが
ここはもはや桜の季節を終え、新緑の光景に移り変わっておりました。
のどかな光景です。
いきなりおかしな音が聞こえてきたので振り返ると、パピオ氏が楽器で遊んでました。
なんとも言えない変わった音色が楽しくて
しばし二人で遊んでしまいましたw
こうやってなごんでいる内に、先ほどの事故の光景もすっかり払拭されていきました。
立ち止まって撮影することはできませんが
道々に咲いている桜を楽しむことができたこの日。
あんな事故現場に遭遇しなければ、普通にお散歩して過ごせた春の一日でした。
天気予報は完全にハズレ、この後下山するまで
ただの一度も雨に降られる事無く山でのお散歩の一日を過ごす事ができました。