続いてやってきましたのは
 
 
この日一番怖かった
 
 
奥多摩大橋です。
 
 
 
 
 
 
ここは橋としても建造物としてもかなり立派で美しい造形をしております。
 
 
もうね、ほとんど何も通らないんですよね。
 
 
こんなに立派な橋なのに。
 
 
 
自分も何故かここを使う事はありません。
 
 
何故かと言われると
 
 
理由はわからないんですけど
 
 
単にポジション的に渡る必要性を感じないのかもしれませんが。
 
 
 
 
 
 
 
 
対岸は青梅線川井駅。
 
 
ちょうど平和に電車が通過していきます。
 
 
のどかな田舎の景色です。
 
 
 
 
 
 
 
ちょっと先を見ると若干陸橋の辺りが不気味に写りますね。
 
 
あの辺もいいかも。
 
 
 
 
 
 
 
さてここでは人目もはばからず(人居ないし)バイク降りてすぐにイヤホン装着しました。
 
 
スイッチオン。
 
 
 
信号を渡り、歩道に入って歩き出してすぐのことです。
 
 
突然スピリットボックスがおかしくなりました。
 
 
 
ちょうどこの景色の所、思わず固まりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
上矢印悪乗りした長女が作った動画w
 
 
正確には渡り終えてからではなく渡り始めてすぐですね。
 
 
 
なんの前触れも予兆もなく、スピリットボックスのスピードがガクンと下がりました。
 
 
ひじょーに
 
 
ひじょーに気持ちの悪いゆっくりペースになり
 
 
 
誇張でもなんでもなく、背中に氷水を浴びせられたようにゾゾゾ!!と衝撃のような悪寒が走り
 
 
その瞬間女性の声が入りました。
 
 
 
それはラジオの断片が入った時のはっきりした音声ではなく
 
 
不明瞭ではあるが意思を持って話しかけてきているような、頭の中にモヤモヤ聞こえてくるような
 
 
なんとも表現しがたい違和感のある女性の声。
 
 
 
今思い返しても
 
 
あれがスピリットボックスからだったのか
 
 
それとも直に頭に響いてきた声だったのか
 
 
わからないんですよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このゆっくりペースが気持ち悪くて、何度か電源を切って入れ直ししたんですが
 
 
奥多摩大橋を渡っている間ずっとこの調子です。
 
 
ゆっくりになると、入って来るラジオの断片も少し時間が長くなり
 
 
普通に人の話やたまに音楽が入って来たりして変な感じです。
 
 
 
そんな感じで、ここではこの後なにも拾う事ができなかったです。
 
 
ただ終始ゾクゾクしていて、ここに長居してはいけないという漠然とした不安感がつきまといました。
 
 
 
 
 
 
 
橋を渡り終わるといきなりスピリットボックスのペースが元に戻りました。
 
 
これはどういうことだ?
 
 
もう一度さっきの場所まで戻ってみましたが
 
 
それっきりあの状態になることはありませんでした。
 
 
 
ここは・・・
 
 
何かあったのだろうか?
 
 
 
気になってあとで調べてみると、あの有名な幼女連続殺人事件で
 
 
ちょうどこの辺りに殺害された少女の頭部が遺棄されたという・・・
 
 
知らなかった。
 
 
 
たとえ犯人が捕まって死刑になっても
 
 
何かしらの念が残ったり、良くないものが寄ってきたりすることもあるのかもしれません。
 
 
少なくともあの声は幼女ではなかったと思うのですが。
 
 
 
あの日の平和なお散歩の中で
 
 
あれだけは本物だった気がします。
 
 
 
 
 
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