昨日センちゃんがタイヤ交換している時に同時にドッグ入りしておりましたこちらのバイク。


最初、正面から見てなんだろあれ~(・Θ・;)


とあまりの迫力にビックリしたんですが・・・



ゼファー1100だったんですね。


圧巻の280キロの巨体にロケットカウル。



カフェレーサーゼファー1100、これはいまだかつて見たことなかったです!






「38歳の時に限定解除したんですけど、それから10年たってようやくこれを買いました。」


もちろん、買った時はノーマルだったんですよね?


「はい。何台もバイクを持つわけにもいかないので、結局これ一台にやりたかったこと全部やってしまった感じですw」


やってみたかったこと・・・


「高校生ぐらいの時、てこんな部品使いたいとかあってもできないじゃないですか。」


その頃の夢の結晶がこのゼファーなんですね!





そう言うお話がめっぽう大好物のあおっぴはそのまま狩に突入w


「車体は70万で買ったんですけどね。」


これだけ弄ってるとなると・・・


「結局300万は超えてしまいました(;^_^A」


やっぱり・・・( ̄▽ ̄)ステキ



「久しぶりに買ったバイクだったものですから、あれもこれも詰め込んでますw」





300万のゼファー君の内訳は・・・


「強化クラッチ、モリワキのバックステップ。スプリングはオーリンズ、アクティブのハイスロ、エキパイとサイレンサーはPMCに変えました。」


ま~出てくる出てくるw


「ハンドルはSANSEIレーシングのツインクランプにデイトナのアングルバーを使ってます。」


組み合わせた理由は?


「タンクが長くて・・・私腕が短いものですから前傾姿勢になっちゃうんですね。」


確かに・・・巨大なタンクw


「傾いたらもう無理です。渋滞や信号で止まっている時は背筋で頑張ってるから辛いですねw」




特筆すべきはやはりこのロケットカウルなんですが・・・


「これはね、群馬の方で個人の方が作っているものなんです。」


メーカーではなく個人で。


「そうなんですよ、型があるのか色々作ってらっしゃいますが、売上あるのかな~。」


それに合わせるスクリーンも大変だったでしょうね。


「これね、親戚で旧車レースやってた人からもらったんです。良く見て下さい。前面より手前に来るごとに薄くなってる作りです。レース用なんですね。」







「カフェレーサー、て言っても年代で色々ありますけど、私は70年代のイメージにしたかったんです。」


70年代のイメージ・・・


「だから、倒立フォークは採用しませんでした。最近すぎる感じになってしまいます。」


ではオーナーさんが持っている70年代のイメージをこの1100で再現しているのですね。


「そうです。今時のカッコよさではなく、当時のカッコよさを求めたんです。」






「最初はモリワキ入れてました。」


ああ、男らしいイメージだったんじゃないですか?


「それが・・・もうバイクが走っているんだかどうだかわかんないぐらい静かで(;^_^A」


え、そうなんですか?


「最近は優等生じゃないと生き残れないんでしょうね。どうやっても音がするようにできない仕組みになってました。」


そうなんだ、知らなかった。


「それに擦っちゃうんですよ。今のこれでギリギリ。」






ここの穴がこうで、昔らしいでしょ、とか・・・


詳しい説明を聞くとあおっぴにはわからなくなりますw


皆様いかがでしょう?


「もう自己満足の塊なんですけどねw」





このスイッチボックスはご自慢ポイント。


「カタナ1100のものを使っています。」


え?スズキの?


「そうなんですよ。スズキとカワサキで配線が全然違うから全部自分でなおしました。」


うわ、それは大変でしたね!




「ここまでやったから、見てもらうの大好きです!」


それはもう見て欲しいですよねw


「そのために日本一周の旅をしてきましたw」


え!日本一周?見て見てツアー?(笑)


「そうなんですけどね、族車と間違われてあんまりお友達はできなかったですw」


え、全然ちがうじゃないですかw



「この作業をしている時ね。自分は苦労しているわけじゃないですか。カウルがあと5ミリ合わない、着けては外し、着けては外し・・・」


そうでしょうね。通常カスタムじゃないとこは特に。


「その時に、さっき言ったレースやってた叔父が来て言ったんですよ。」


なんて?


「至福の時だな、て。」


至福の・・・


「その時はね、プチってきたんですよw だって人がこんなに苦労してるのに、て。」


イラッとするかもですね(;^_^A


「でもね、今思うと亡き叔父の言葉そうだったな、て思います。」








「作業をしている間はね、完成図を夢を見ているわけじゃないですか。」


そうか、そういう作業、て夢をみている時間なんだ。


考えたことも無かった。



「何度でも頭の中の設計図を引き直し、その夢へ向かう作業ですから。」



だからその時間は至福の時間なんだよ。


レーサーだった叔父様はそう言いたかったんでしょうね。



「今はこれで走って、体に馴染んで行く途上を楽しんでいます。」


それも楽しいでしょうね!


「はい、思い通りに動かせるようになっていくのが楽しいです!」



作り上げる夢を見るのも楽しい。


出来上がった夢の結晶で走るのもまた楽しい。



一台のバイクとこれだけ至福の時間を共にできる幸せ。


自分はどこまで楽しめているのかな。



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