再建築不可の土地にPACOを利用しよう
仕事の関係で、リノベーション設計を得意とする『ROOVICE(ルーヴィス) 』社にお会いする機会があった。
このルーヴィス社、『PACO 』なる面白いプロジェクトを立ち上げている。
PACOとは小さな住空間の箱であり、自由に移動させいろんな場所に設置して出来てしまうというもの。
3×3メートル(=4.5畳)の空間を立体にうまく使って、水廻りや寝る場所をなんとか提供。既存の生活インフラ(水道、電気)につなげば実際に生活環境が提供される・・・。(実際問題、ここに長く住めるかというとなんとも言いかねるが(^^;、しかし、なかなか素敵なコンセプトである。)
また、「それは面白いな」と思ったのが、建築確認が不要なので、再建築不可な立地に置いて使うことが出来るそうだ。
うーむ、なるほど。
オモロー不動産研究所でも、再建築不可物件(土地)の有効な活用法はないものかと考えるわけだが、このPACOをたくさんおいて、コテージ風なゲストハウスにしてみたり!?(←最近、ゲストハウス=シェアハウスをお考えなお客様からの打診も多く、ゲストハウスが脳にインプットされてきました・笑)
#しかし、そもそも再建築不可の土地ですと、3メートル四方の箱を運搬出来る通路が確保できないですかね・・・
いずれにせよ、実際問題として中長期的な住スペースとしては小さすぎるように思うので、これがもう少し大きく、また価格も量産化されて安価になってくると、けっこう面白いことになるのでは、と思わせる、そんな代物です。
(価格は、¥420万~ですが、装備や輸送・設営コスト等は別途。公式サイトでご確認を。)
最後に、一番ぐっと来るのは、開発者の想い。
http://paco.bz/infrafree/index.html (←ご覧ください)
自分の得意分野で新しいモノを生み出そうという革新的な心、世の中に貢献しようという献身的な心が伝わってきます。よいですねぇ~、素晴らしいですねぇ~(^^ とても共感できました。オモロー不動産研究会でも、保守的な不動産業界に、新しい風を吹かすお手伝いが出来ればな、なんて思うのでした。
・・・と、話しがそれましたが、こちらのPACO、上で述べたように、既存のライフラインに繋がないと実際使えないのですが、先々は、太陽熱や浄化槽など駆使して、スタンドアローンで使える形へ進化させたいのだそうな。
小規模ベンチャーからでも世の中に風穴をあけるような革新的なことが出来ることを示して欲しいですね!
今後に期待!!(刺激を受けます!我々も頑張らねば・・・)//
<参考URL>
■ROOVICE(ルーヴィス)
■PACO