空にのぼる | gakusoraのブログ

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ミスタードーナッツが食べたい!

なんて家族が言うので町中まで車を走らせる。

雨が降っている。だからなのか だから7日なのか 今日は3日だけど。だからなのかクルマが多い。

信号によくひっかかる。

こないだみた映画パーフェクトデイズに影響を受けてクルマに乗るたびに60年代や70年代の洋楽をよくかける様になった。カセットはないのでサブスクで音楽を聴く。縦にも横にもしない電車 誰も相手にしない電車。ではなくて真隣に市内電車が停まる。クルマは前が詰まってるので電車だけ前へ進む。

自分のクルマが勝手に下がった様な錯覚で目眩がする。地球の自転が逆回転を始めた様な錯覚でからだをシートに押し付ける。ブレーキに載せた足に力が入る。






「二階の欄干で、雪の降るのをみていると、自分のからだが、二階といっしょに、だんだん空中へ上がって行くような気がする」

と、今年十二になる女の子がいう。

こう言う子供の頭の中には、きっとおとなの知らない詩の世界があるだろうと思う。

しかしまた、こういう種類の子供には、どこか病弱なところがあるのではないかという気がする。(大正十三年八月、渋柿)寺田寅彦 柿の種





こんな事を言うオッサンの頭の中には、きっと

ちゃんとした大人の知らない阿呆んだらな世界があるだろうと思う。

しかしまた、こう言う種類のオッサンには

どこか成人病的なところがあるのではないかと

いう気がする


私は十二才の女の子ではない

雪見て空中に上がるのは私ではなく

血糖値やコレステロール値が上がる。




なんて事を妄想しながら食べる

チョコファッションは美味しい。

空にものぼる思いだ。