私ががん治療で入院している時に

遠い親戚の人もがん治療で入院

同じ部屋で出会い

そこから約3年間

共に頑張ってきた記録を

残したいと思います


共に治療を頑張ってきた人を
Kさんと呼びます





ところで
私は昔
ホテルのバーテンダーとして
働いていた頃に
常連客でいらした
某有名大学病院の精神科の教授に
Kさんのことを聞いていた

(もちろん私のキイトルーダのことも聞いていた)




Kさんの遺伝子検査をしたところ
私と同じMSI検査が陽性になったので
キイトルーダが使えるだけでなく



非小細胞肺がんに当てはまり



BRAF阻害薬の
タフィンラーとメキニスト処方
が使えることになり
1月からスタートしていた




この療法
当時では
2020年からやっと保険適用になったばかりの新薬




またその当時
愛知県で3例目だった




よって
情報がほとんどなく
先生たちも冊子を読みながら
皆さんが探り探り状態




私も2019年に保険適用になったばかりの
キイトルーダだったので
Kさんと同じく冊子を読みながら
進めていた




そして
Kさんの処方薬は
一粒3万円だそうで
それを朝晩と飲む
それを1ヶ月試すとのこと




高額医療申請でなんとか
数万円で収まる感じだが
それにしてもさすがに高い




見つかった時は
肺がんから骨髄転移と肝臓転移




増殖スピードが早かったので
Kさんは半分諦めていたが




1月からスタートして
順調に癌が小さくなり
通常の生活ができるようにまでなった
7月まで服用できた




しかし




7月から咳が出始めた




魔法の薬が効かなくなった




胸に水が溜まり始めて
私と同じ総合病院から
がんセンターに紹介状を書いてもらい
転院した