こんにちは
あおです![]()
2020年今年の1月に
子宮と卵巣がんと告知され
2月の半ばに摘出手術。
リンパへの転移も見つかり
抗がん剤6回終了後
新薬の免疫療法で現在治療中です。
記録として書いています。
MSI検査
マイクロサテライト不安定性検査
(以下、資料部分抜粋)
これは
細胞の遺伝情報(DNA)について調べるもので
私たちのDNAは、たとえ傷や変化が生じても、細胞には元通りに修復してくれる働きがあり
その一つにミスマッチ修復機能というのがある
がん細胞の中には
このミスマッチ修復機能を失っているものがあるらしく
その場合には
がん細胞のDNAにたくさんの変化が生じてしまう
その変化を起こしやすい場所が
マイクロサテライトといわれる領域
そして
実際に変化が検出された場合を
マイクロサテライト不安定性(MSI)
という
MSI検査で
複数のマイクロサテライトが不安定性
(MSI-High)となるがんは
遺伝情報にたくさんの変化が生じており
その中の一部は私たちの免疫細胞によって認識され
がん細胞を攻撃できる準備が整っていると考えられている
事実、免疫調節に作用する薬の臨床試験で
有効性があることが証明されているので
このMSI検査で
こうした薬の適応があるかを判定するために行う
また、この検査は
がんになりやすい体質「リンチ症候群」の可能性があるか、ということにも利用する
ということは
この検査でMSI-Highとなった場合
治療薬の適応があると同時に
リンチ症候群の可能性も高まる
ことになる
リンチ症候群とは
大腸がんや子宮体がんができやすくなる
遺伝性疾患
その他にも
胃がん、卵巣がん、尿路系(腎盂、尿管、膀胱)の
がんなども発症しやすくなる傾向にある
遺伝様式は
常染色体優性遺伝
(男女関係なく、親から子供に50%3の確率で伝わる)であり
家族に複数の方が
上記のがんを発症している場合はリンチ症候群の可能性がある
先生からは
このリンチ症候群の可能性を評価するため
専門家による相談もできるが
本人以外にも家族にも影響がいくことを
了承の上で、もし必要なら紹介しますよ
と言われた
MSI検査
結果は
陽性だった
ということは
私の兄弟にも影響はゼロではない
また、定期的に検診を行うことにより
予防や早期発見にもつながる
というものだった
次からは
キイトルーダ
という薬を使うことになった