太陽が傾いてビルの影が山鉾をすっぽり包みむと、それに呼応するように駒形提灯が存在感を示し始めました。

日照りが収まると熱風だった風の温度も下がったのか?通りを吹き抜けていく風がとても心地よいです。

 

前祭の宵宵山・宵山の二日間は祭客の歩行者渋滞になるので、各通りで風が吹き抜けるなんて感じる事はできません。

後祭は観覧客が少ないので、狭い通りがゴッタ返す事も無く、ゆったり観れるのも魅力の一つです。

 

町内会の子どもたちでしょうか?

皆さん浴衣着で搭乗拝観を楽しんでいました。

後祭では南観音山・大船鉾・鷹山の三基が、それぞれ決められた時間内に搭乗拝観できたようです。

 

そうそう、南観音山の祭提灯に「SHOEI(ヘルメットメーカー)」のロゴが!!

調べてみたら南観音山の山鉾町にSHOEIギャラリーショールームがオープンしたらしい。

 

お囃子の音色に誘われて北観音山まで。

後祭でお囃子があるのは 北観音山、南観音山、鷹山、大船鉾 の四基のみ。

 

全てのお囃子を聴こうと思うと結構歩くけど、前祭に比べれば人が少ないぶん歩きやすいので大して苦になりません。

※ちなみに鷹山(衣棚三条西入る)から大船鉾(四条新町下がる)の850m程に四基があります。

 

北観音山のお囃子を聴いてから、新町通りを上がり八幡山、三条通を東に鷹山、そして三条室町から下がって、黒主山、鯉山 の順で拝観。

 

最後に烏丸六角の浄妙山を拝観して烏丸通りへ。

こんな風情ある建物と絡めて撮れるのも混雑が少ない後祭ならでは。

 

祇園祭の1ヶ月間は、河原町界隈のアーケードや百貨店などで祇園囃子が流れるのも7月の楽しみの一つ♪

少なくとも40年前から変わらない京都の夏のしらべです。

 

祇園祭の宵山祭・山鉾巡行が、前祭・後祭の元の行事形式になって早くも10年!

本日の後祭山鉾巡行が無事に終わって、残す祭行事は還幸祭、狂言奉納、神輿洗、神事済奉告祭と続き、最終31日の疫神社夏越祭で締めくくられます。

 

本年私の祇園祭は後祭宵宵々山だけの観覧となりそうなので、来年は久し振りに前祭の歩行者天国も歩きたいです。

各山鉾で様々なご利益がある祇園祭の厄除け粽。

鷹山「開運招福」のご利益を授かれますように、帰宅して早速玄関に飾り付けました。

既に気象庁から梅雨明け発表されてる京都ですが、本日24日は夕方から猛烈な雷雨がありました。

「横走りの雷鳴が轟く猛烈な雷雨」が来て初めて「京都の梅雨明けの合図」と過去の経験から勝手に思っている私です。

なのでようやく本当の梅雨明け、夏の本番を迎えられそうです。