いつものように夜中に出発して、これまたいつもの道を走ります。
夜明けが早い今の時期、目的地までにはまだまだ距離がある午前4:30、街路灯は点いてるけど徐々に空が白んでいきます。

そんな早朝の道すがら、揖斐川町の国道303号線沿いに建つ「坂内小中学校」が朝霧の中に佇んでいました。

とても立派な校舎・体育館と広い校庭がある小中併設校ですが、2020年3月をもって廃校となっています。

ウィキによれば廃校年に卒業したのは中学生1人だったとの事で、さらに廃校時の在校生は小学生3人と中学生1人!!

 

私の暮らす地域では山や田畑がどんどん宅地化され移住が増え続けているのに、その一方で地方の過疎化が拡大して、国が弱体化し続けてる現実をこんな時に実感させられます。

 

 

さらに車を走らせて朝焼けシルエットが美しかったタイミングで、旧谷汲駅前から撮る。

時刻は午前5:20。

某所にて 過去に何度かブログ投稿している 「旧谷汲駅」は既に廃線・廃駅になっています。

開業1926年から1944年まで谷汲鉄道、1944年3月1日から2001年9月30日まで名古屋鉄道・谷汲線の終着駅でした。

 

まだ路線があった頃、奥飛騨、乗鞍高原、信州を目指してこちら方面には数十回も来ていたけど、鉄道に全く興味がなかったので駅や路線の存在を知らずにいたのが、今となっては大変に勿体無かったと思ってしまいます。

 

 
旧谷汲駅から少し進んで「樽見鉄道・谷汲口駅」にまで来たころ、時刻は午前5時34分。
桜の時期なら数人の撮り鉄さんがスタンバってる頃だけど、踏切や線路の周りに人はいません。
周囲に視線をやると近くの水田に植えられたまだ幼げな苗が、ほんの微かに吹く風に揺れて綺麗だったので、朝露が光る様子を低速シャッターで撮ってみました。
苗を撮り終えてから時刻表を見に谷汲口駅に行くも、一番列車が来るまではまだ40分も待たなければならず、目的地へはまだまだ距離があるので、今回は先を目指して進む事に。
 
そうそう、今回の目的地はかなり久し振りの「岐阜県・高山市」です。
 
いつもの道を順調に車を走らせ、予想よりはかなり速いペースで国道156号に合流して進んでたとき「このままイッキに高山方面に北上するか?寄り道しちゃうか?」と少し迷いが・・・そして迷うくらいならと、Uターンして春に印象的だった「長良川鉄道・富加駅」を目指すことに ^^;
 
一旦車を停めてカーナビの目的地を入力し直しみると、目的地到着&また折り返して156号合流地点まで戻るのを逆算すると、約2時間以上の大きな時間ロスになってしまうよう。
だけど気持ちがそっちに向いちゃったので仕方ない(笑)
 
という事で次回は「夏は7年ぶりの長良川鉄道!夏服のお嬢さんが眩しかった♡」に続きます。