仕事に行くときは毎朝シャワーを浴びてから出勤することを心掛けている。他の方から見ると自宅から5分ほどでつく一見好立地な職場ため十分に間に合うことができる。
いつの日からシャワーを浴びるときに大きな咳が出るようになった。そしてその咳はだんだんとひどくなり、ついには ゲェー と吐く寸前までになり、吐いたらまずいという自分の意志が吐き気を我慢するようになった。それが数か月続いた。元々部活動の大会や大きな試験の時には緊張癖?で吐き気がでてたりしたので責任が伴う仕事はその延長線上かとおもっていた。
そしてついに吐いた
とどまっていたものがあふれ出すイメージ。絵面としては最悪の状態だがこの表現が一番しっくりくる。そう、ダムが倒壊する感じ。
玄関でとどまる、出勤に5分の立地でもだんだんと出社時間が遅くなり遅刻ギリギリになる。
早く出れば問題ないだろうと思い早くでれば気づくと近場の公園で立ち止まっている。
無意識だった。
辛い。入社時にあんなにも良く思えた職場がなぜこんなふうに・・・
当時の私は考えても答えはでなかった。
異変が加速したのは店長が変わってからでその店長は今までの店長とは違く一癖二癖変わった人であった。正直に言うと話したくない関わりたくないレベルに変人であると言い切れる。
お互いに苦手意識はあったと思うのは明らかだが、立場上上司になかなか背くことができない私は色々とこらえにこらえていたのだと思う。
業務中も次第に原因不明の頭痛を感じるようになっていくことが増えていった。
逃げるように本社に問い合わせをして有給休暇を調べ出したり、有給休暇を消化したり、一定の頭痛を感じた日は上司がいる日は早退をしたりとし始めた。
上司を含め私と2名しか社員がおらず当然休暇も交代でとる。上司がいない日は調子が良い日が多いのだが、当然人なので体調を崩してしまうときもあり社員がいなくなることだけは避けなければと思い、出勤しているスタッフに事情を話し事務所で休みながら現場を監督していることもあった。今考えれば休日の上司に連絡をとり急遽出勤してもらい自分が早退すれば良いだけのことなのだが それすら 今までの理不尽な上司の対応を考えるとすることができなかった。
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