天然秋田杉を知っていますか。
日本三大美林のひとつで、秋田県能代市二ツ井町は、長きにわたり、天然秋田杉の産地でした。

この地域の小学校は、樹齢約350年もの天然秋田杉で建てられました。2007年の廃校以来、4つの天然秋田杉校舎が壊され、最後に生き続ける仁鮒(にぶな)小学校を改修し、平時は地域住民のいこいの場に、エコツアーの拠点に、災害時には1800人間にも収容できるいのちの守り場にと、能代市への陳情と要望を重ねて来ました。

林業の盛んな地なので、石油を使うことなく、薪ボイラーやバイオトイレを校舎に導入すると、自給エネルギー施設となります。

親たちが子を思い植栽した樹木も、天然秋田杉の校舎と相まって美しいです。

ネットで「仁鮒(にぶな)小学校」と検索すると、専門家の安藤邦廣(くにひろ)さんの講演会の短縮版も出てきます。すでに10年前に「仁鮒小学校は日本遺産に匹敵する」と評価してくださいました。

白神山地の湧水と、ゼオライトの岩盤という優れた環境で育った米代(よねしろ)川流域の天然秋田杉は、秋田県一の天然秋田杉でした。

天然秋田杉は、樹齢300年を越えてから、ますます強く美しくなる木です。壊されてしまった4校、日本各地の木造校舎の象徴として、今日も生き続けています。

詳しいことは、ネットで「一般社団法人 白神山地アートミュージアム」を検索すると、今までに能代市に出した陳情や要望が出てきます。

Facebookをしている方はグループ「天然秋田杉校舎・旧仁鮒(にぶな)小学校を保存し未来へ!」をご覧ください。

建物になってからも樹齢と同年月を生き続ける天然秋田杉校舎は、過去から未来へと700年生き続けます。ぜひ、応援ください💐