反対側同名歯を模倣したダイレクトボンディング | 青島デンタルオフィス院長のブログ

反対側同名歯を模倣したダイレクトボンディング

[Direct restoration that mimics the tooth form of the corresponding tooth on the other side.]

最近アメブロはインスタ経由が多いので・・・

新型コロナウイルス感染拡大の影響で

ハンズオンセミナーや講演会は全て

延期や中止のため 時間が出来たのもあって

久々にアメブロから記事を書いてみました。

 

ダイレクトボンディングは

形態をいかに天然歯に近づけられるかが

術者としては一番の醍醐味ビックリマーク

常に天然歯をどのように模倣するべきか

考えているのですが・・・最近は

今まで記録として撮影させていただいていた

天然歯の写真を歯種ごとにトレースし

それを見ながらダイレクトを行っています。

 

人間は想像で正確に造形するには

経験や熟練が必要ですが

何かを観察しながら造形する方が

得意であり熟練を必要とせず

正確に造形することが出来るので

このようなものを利用するのは

非常に有効な方法です。

しかし歯の形態にはそれぞれパターンがあるので

この患者さんの歯がどのパターンの歯なのか

模索しなければなりません。

そこで今回

患者さんの歯のパターンを

正確に模倣するため・・・

たまたま同患者さんの反対側同名歯が

未治療の健全な天然歯だったため

その歯を術前に撮影しておき

術中にその写真を観察しながら

ダイレクトを行ったケースをご紹介します。

 

術前には保険のメタルインレーが入っていました。

メタルフリーを主訴としてダイレクトボンディングを

行いました。

 

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保険のメタルインレーを除去し

カリエスを染出してみると・・・

このような状態。

 

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カリエスを全て確実に除去し

接着処理を行い・・・

 

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術前に撮影しておいた

反対側同名歯を参考に

ダイレクトボンディングを

行っていきます。

 

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充填後の状態。

 

溝の位置・方向 ティントの状態など

反対側同名歯を参考にすることで

歯のパターンをも模倣した

ダイレクトボンディングを行うことが

出来ますにひひ

 

久々のアメブロでしたが・・・

最近はインスタが多いので

是非 そちらもご覧いただければと

思います。