俺たちのデートin水族館 3 | 嵐ゴト*大宮妄想小説

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大「次はどこ行く?」


二「うーん、そうだなぁ。大野さんは?どこ
        がいい?」


大「うーん、俺はねぇ⋯」


館内のパンフレットを2人で見ながら歩いてると前から男女のカップルが歩いてくる。


男「次何見たい?」


女「うーん、私、ペンギンが見たい!!」


男「じゃあ行こっか」


女「うん!」


俺たちと同じように次何見ようかと仲睦まじく横を通り過ぎる2人。


そんな2人が俺は羨ましくて仕方なかった。


周りを気にすることなく腕を組んで隙間なくぴったりくっついて歩く2人が。


俺も大野さんとこんな風に歩いてみたい⋯


カップルとすれ違う度にそう思っていた。


でもそれは許されない俺たち⋯


付き合う時、散々、事務所に釘を刺されたこと。


当初は「みんなと同じ恋人同士なのになんでだよ」と思っていたが年々、慣れたせいもあってか特に思うことはなくなった。


でも時折思ってしまう。


どうして俺たちは普通の恋人同士みたいにしてはいけないんだ、と⋯


大「⋯ノ、ニノってば!!」


二「!?!?あ、ご、ごめん⋯なに?」


大「もう!さっきから言ってるでしょ?俺、
        チンアナゴ見たいって!!」


二「ち、チンアナゴ??」


大「うん!知らない?砂からヒョロって出て
        くるやつ!!」


二「あーあれね、いいよ、行こ」


大「んふふ♪ありがと♪」


チンアナゴなんて大野さんらしいな⋯


なんて思いながらルンルンで前を歩く大野さんについて行った⋯































ちょっと重め