動けなくなり食欲不振、無気力に過ごしていました。
どんどん痩せていくし、目も虚ろで家族はかなり怖かったみたい。
家を出ている娘と息子も頻繁に帰省してくるようになりました。
そのころ心療内科に通ってはいたのですが、投薬治療がどうしても受け入れられなくて抗不安薬のみ飲んでいました。
倦怠感がとにかく辛く、あと体の痛み。
ドレーン抜去した後の傷と、手術した傷跡がとにかく痛い。体の中から痛むんですよ。
そりゃまぁ、肺を一枚取ったわけで、神経や血管なども切って剥がしたわけですから痛いんでしょうけど。
発作みたいなのも起きるようになり、顔に虫が這うような感覚が頻繁に訪れるようになりました。
ぞわぞわぞわ~って感じ。
そして動悸ですね、胸が苦しくてドキドキと鼓動が頭に響く。
この発作が起きたときは不思議と体の痛みは感じなくて。
寝ている時も痛みで目が覚めたり、ぞわぞわドキドキ発作で起きるか寝られないかの繰り返しの日々を送っていました。
発作が起きるたび抗不安薬を飲む、ちょっと落ち着いて眠くなる、そんな日々でした。
そんなとき、ヤフーニュースで、ダルビッシュ有さんの記事が載っていました。
内容は、メンタル不調な時は朝日を浴びましょう、だったかな。
辛かった私は藁にもすがる思いで、明け方に目が覚めてしまうなら朝日を浴びに行こうと思い立ったのでした。
体はだるかったけど、当時の状況から逃げたい一心だったのだと思います。
近所に神社がありました。歩いて行ける距離だったので、朝日が昇る前に家を出るようになりました。
1人にできないと言って、母が付き合ってくれました。