みい坊が中学を卒業し春休みに突入したので、
いっちょパァっとどっか行くか、
ということになった。
今回のテーマは、
日帰りでも行ける場所に敢えて泊まって遊んじゃおう
ということで、
みい坊義務教育終了記念・横浜2Days!
を決行する運びとなった。
旅の前夜、
3人で予習をした。
夫は主にどこで何を食べるかを調べていた。
みい坊と私は、1日目に行くよこはま動物園ズーラシアにどんな動物がいるか調べたのだが、
結構名前が難しいのが多かった。
1番手こずったのが、
セスジキノボリカンガルー
である。
私たちはこれを、
セスジキノ・ボリカンガルー
と読んでいた。
セスジキノ・ボリカンガルー
セスジキノ・ボリカンガルー
セスジキノ・ボリカンガルー
と何度も声に出して言って、
でも他の動物を調べている間にまた忘れて、
さっきの何だっけ
と言って調べて、
セスジキノ・ボリカンガルーだ!
となってまた覚えて、
また忘れての繰り返しだった。
みい坊と、
ほんと覚えにくいね
セスジキのボリカンガルーってなに
ボリカンガルーってどんなカンガルー
などと口々に言い合った。
しばらくして、
それまで黙って調べものをしていた夫が、
それ、キノボリカンガルーじゃないの?
と言った。
私は脳天をかち割られたような衝撃を受けた。
セスジ・キノボリ・カンガルーか!!
なんてこった!!
セスジキの、ボリカンガルーじゃなかったんだ!!
暗くて重苦しい厚い雲の隙間から突如として太陽の光が差し込んだような、
そんな気分だった。
言われてみればセスジとキノボリとカンガルーという非常にわかりやすいフレーズの組み合わせだ。
何故気が付かなかったのだろう。
1度、セスジキノ、で区切ってしまったために、
どうしてもそこから抜け出せずにボリカンガルーなどという謎のカンガルーを作り上げてしまった。
なんだよボリカンガルーって。
思い込みとは恐ろしいものである。
ただ、結果的に私たちはボリカンガルーというフレーズを気に入ってしまい、
挙げ句の果てには、
ボリカン
と大変親しみやすい呼び名で呼び続けることになった。
いざ、ズーラシアに到着し、
ボリカンどこだ!
ボリカン待ってろよ!
ボリカ~ン!
などと、すんごいわくわくしながら行ったのに、
チーン・・・
と思ったら、
途中の休憩所で、
剥製のボリカン発見。
剥製でも、会えて嬉しい、ボリカンガルー。


