先日、いつかの日曜日。

みい坊が友だちと勉強すると言って近所の喫茶店に出かけて行った。

数時間後に帰宅したみい坊が、


英検とか受けた方がいいのかなぁ


と言った。


どうやら友だちと英検の話をしたらしい。


私はみい坊が中学の頃から、

英検漢検は受けた方がいい

と言い続けていた。


なのでみい坊には、

前々から言ってるけど英検と漢検は絶対受けた方がいいよ

と言った。


その時のみい坊の反応が衝撃的だった。


ハテ??


という顔で、


ママそんなこと言ってたっけ?


と言ったのだ。



えっ・・・

私ずっと言ってますけど 

みい坊中1くらいの時からずっと言ってるんですけど

みい坊がまだ塾に通ってた時みい坊の塾は英検漢検の会場になってて塾から英検漢検のお知らせをもらうたびに受けた方がいい話はしてきましたけど

しかもいつだったかみい坊とみい坊の友だち(ハイパー秀才男子)と我々おかんズの4人でランチした時に友だちに不要になった英検の問題集をもらってその時にも受けた方がいいよって私言いましたけど

そもそもその話のたびにみい坊うんとかそうだねとか返事してましたけど


恐ろしいことに全く記憶にないらしい。


私は脱力感をおぼえると共に、

うっすら清々しさに似た気持ちも抱いた。


こんなにも華麗に私の話を右から左に流していたなんて逆にすごい。


あぁママンがまたなんか言ってらぁくらいの感じだったのだろう。


スルースキル半端なし。



しかも友だちにもらった問題集はリビングのテレビの横のみい坊ゾーンにずっと置いてあるのにそれすら認識しておらず、

というかもらったこと自体記憶から抹殺していたらしく、

私がほらそこにあるじゃんと教えると、

えっ、ある!!

と驚いていた。



みい坊って、

常日頃から私の話聞いてんだか聞いてないんだかイマイチわかんないとこあったけど、

この件に関しては正真正銘聞いてなかったわけね。

それでいて例えイヤホンして音楽聴きながら勉強してても私と夫がコソコソ話してることは聞いてる時あるのはなんでなの。


フッ。



というわけで、

数年間に渡って私の英検漢検に関する話を1ミクロンも記憶に留めることなくごっそり根こそぎ聞き流していた我らがみい坊高校1年生のお話でした。