みい坊がピアノを辞めました。

年長さんから始めて、

中学受験の本番前に2ヶ月ほど休会しましたが、

10年と少し、続けてきました。



最初は、

指先の力の入れ方がわからなかったのか鍵盤を叩いて音を鳴らすということができず、

私は愕然としたことを覚えています。

そんなことがあるのかと。


ドすら弾けないところからのスタートでした。


負けず嫌いで完璧主義、そして超絶不器用なみい坊のピアノ練習に付き合うことは、

思っていた10倍大変でした。


ひとりでは練習できず必ず私を隣に座らせ、

うまく弾けなくて泣きわめいて私に悪態の限りを尽くし、

そうなるともう何を言っても火に油、

にっちもさっちもどうにもブルドッグ状態に陥り、

私もおとなげないので頭に血が上って収集つかなくなり、

一旦練習をやめて冷静になりたくても自分が納得するまでは絶対に練習をやめたくないみい坊と、

何度も壮絶なバトルになりました。


少し大きくなると、

ひとりで練習ができるようになり、

うまく弾けなくてイライラすることはあっても私に絡むことはなくなり、

私のストレスは激減しました。

ソファーに転がってみい坊のピアノを聴いている時間は、

贅沢で幸せなひとときでした。


不器用で驚くほど音感が鈍いみい坊が、
(不器用なのは私譲り、音感鈍いのは夫譲り)

よくぞあんなに難しい曲を弾けるようにまでなったと思います。

それはみい坊の努力の結果に他なりません。
(あの壮絶な練習に付き合った私も褒めて誰か)


よく頑張りました。
(あの壮絶な練習に付き合った私も頑張った褒めて誰かお願い)


本当はまだ続けたい気持ちがあったみい坊でしたが、

高校生になってからは勉強と部活で想像以上に多忙すぎて、

とてもピアノの練習にまで手が回らず、

仕方なく辞める選択をしました。


最後のレッスンの日、

10年お世話になった先生に、私も挨拶をしてきました。


送迎をしなくなってからだいぶ経つので私がレッスン教室を訪れるのは数年ぶりでした。

レッスンが終わる少し前に教室に着くと、

みい坊と先生が並んでピアノの前に座っている姿が見え、

なんだか感慨深かったです。



とてもいい先生で、

この先生だからみい坊は続けられたのだと思います。


先生にお別れをし、

エレベーターに乗り込んで扉が閉まり先生の姿が見えなくなった瞬間に、

みい坊スンスン言い始め、

目には涙が。
(絶対泣くと思ってた)


寂しいんだろうなぁ。

私も寂しいです。





最後の記念に先生と写真を撮ってもらいました。


あぁこの日が最後のレッスンだったなぁ


と、

いつの日か懐かしく振り返る日が来・・・ることでしょうっていうかブレてる!!






記念写真めっちゃブレてる!!







でも大丈夫2枚撮ったから
2枚目は無事
はいチーズ
のあとのもう1枚撮りまーすの大切さを知る