昨日、
夜の10時を過ぎた頃。
みい坊は自室にこもり、
私と夫はリビングで、
ビックカメラのテーマソングを練習していた。
ビックカメラのテーマソング、ご存知だろうか。
ふくふくふくろう いけぶくろ
でんでんでんしゃが8路線
やまのて しょうなん さいきょう
とうぶ せいぶ まるのうち ゆうらくちょう
ふくとしんせん さあ行こう
ビーックビックビックビックカーメラ
という、アレである。
最近夫がこの曲を何故だか気に入ってよく口ずさんでいた。
ただ、
正確に歌おうとすると意外と歌詞が覚えにくいうえに早口で難しい。
山手、湘南、埼京、東武、西武、丸の内、有楽町、副都心線
の8路線の順番がなかなかスッと出てこない。
夫が音源をネットから引っ張ってきて、
何度も何度も何度も何度も、
聞いては巻き戻し聞いては巻き戻しをしながら、
一緒に歌ったり、
順番に歌ったりした。
最初はオリジナルの音源は早くてついていけなかったので、
手拍子でゆっくりめにリズムをとって、
それに合わせて歌った。
夫が歌う時は私が手拍子をするのだが、
なぜか夫は手拍子のリズムから外れていく。
摩訶不思議である。
ちょっと
ちゃんと手拍子に合わせて歌ってよ
と言ったのだが、
夫はふざけているわけではなく、
いたって真面目に取り組んでいる。
歌っている間に手拍子からズレていくという生まれ持った性質のようだ。
その夫に、
私が歌う時に手拍子をしてもらったら、
手拍子のリズムがどんどん狂っていき、
私は変なリズムで歌うハメになった。
私は、
ちょっと
ちゃんとやってよ
と文句を言ったが、
決して夫はふざけているわけではなく、
いたって真面目に手拍子をとってくれていた。
手拍子に合わせて歌うこととそもそもの手拍子ができない人を初めて目の当たりにして困惑したが、
なにはともあれ夫の一生懸命な姿は、
恐らくマイナスイオンと同等かそれ以上の癒し効果があると思った。
そんなこんなで、
小一時間ほどだろうか、
あーでもないこーでもないと言いながら、
ひたすらビックカメラのテーマソングを歌い続けた。
今朝起きて、
みい坊に、
ゆうべの練習について話したら、
どうやらみい坊の部屋にもしっかりと我々の歌声や手拍子が届いていたらしい。
まさか聞こえていると思わなかったのでものすごく小っ恥ずかしい。
みい坊はちょうどその時、
短編小説を執筆中だったようで、
パソコンでカチャカチャとキーボードを叩きながら、
あの人たちなにやってんだろ
と思っていたようだ。
みい坊がその時に書いた短編小説が、
それはそれは大変によくできていた。
私と夫が世界一くだらない時間を過ごしている間に、
素晴らしい作品を生み出していた我らがみい坊中学3年生。
私はひと晩たったら、
あれだけ練習したのに歌詞を忘れていた。
まるのうち ゆうらくちょう
のところが特に、
ゆうらくちょう まるのうち
だったか、
まるのうち ゆうらくちょう
だったか、
わからなくなる。
夫も同じような感じでまだ完璧にマスターできていない様子だった。
と、
ここまで書いていた、現在、
夫が仕事から帰宅した。
夫に、
手拍子ができないってことブログに書いてもいいよね?
と聞いたら、
もちろんいいよ
ハゲのことも書いていいよ
と言っていた。
ハゲ・・
今ハゲのことを書くとものすごくとっちらかりそうなので書きたくないのだが、
書いていいと言うので一応書くが、
実は夫は現在、
10円ハゲができている。
メンタルは強い夫だが、
ストレスに晒された体が、
悲鳴を上げているのだろう。
10円ハゲは2ヶ所ある。
ちょうど20円分だ。
どちらも回復に向かっているが、
毎朝夫に頼まれて、
ハゲが露出していないかどうか、
ハゲチェックをしてから夫を送り出している。
幸いにも夫はハゲ以外の場所はギッシリ髪が生えているため、
持ち前の毛量で巧妙にハゲを隠している。
そんなこんなで、
20円分のハゲを隠し持つ夫とビックカメラのテーマソングを練習した、
という、
わりと心の底からどうでもいい話。
