教えることは何もないが、
生まれてから、
守っていれば、あと何してもええと
言い聞かせてきたことがある。

・ひとを殺さないこと
・ひとに殺されないこと
・自分で死なないこと

以上。

話はぶっとぶが、小梅さん。
授業をまったく聞いていないご様子。
13歳でやばいぞお~というくらいの成績だ。

いまは、「積み重ねたら結果が出る」練習だといっても
若すぎでピンと来ないようだ。

一緒に試験勉強もする。
塾にも行かせる。

ががが。

あんまり賢くなっておらぬ、ご様子。

古典の試験を一緒に解く。
学校で答え合わせをしてうるようだが、
1回解く。
当たり前だが満点。
所要時間15分ン。
途中、「まことしやかに」という言葉で文章を作れというところで
止まる。

「なんで書けないの?」

「わかんない」

「これ使えばいいだけじゃん」

「わかんない」

「なんで、わからないの?」

「わかんない」

さすがの百戦錬磨のおばはんでも。
本人がわかんないことは、わかんない。

問答2分。
まことしやかにの意味が、きちんと分からないようだ。
なんか生真面目。
んなの、適当でええぢゃん。
例文の前後を読めば分かる気がするが、意地っ張りだか負けず嫌いだか。
母を信じていないところは正しいが…。

「分からなければ辞書辞書!」

辞書ひく娘。
文章が書けた。

「もう一回やろう」

もう1回解く。
所要時間5分。
満点。

竹取物語の作者は不明。
冒す、承る、上達、座右の銘…
なくようぐいす平安京。
最澄空海遣隋使。
金剛力士は運慶!

危ない危ない。
わたくしが、賢くなってどうする!



$あおりの基礎体温通信-脳卒中