ねえさんは日本史が嫌いだ。

や。

歴史が分からないのよ。

小学校のとき、最後は近代史になっていて。

やっと理解できた。


じぇえええじぇんリアルではない。


とくれば「ジェーンエア」。

リカちゃん人形には、小さい紙にプロフィールがあって。

パパが船乗りでママがデザイナーで。

りかちゃんが好きな小説が「ジェーンエア」だった。

リカちゃんに憧れていたので、読み出したが、分からない。


ママパパの生業っても。

俺んち、パパ。

新潟の豪農のぼっちゃん。

俺が小学校の頃はサラリーマンだったしよ。


ママ。

最終的にはヒロポンでもうけようとして

没落した商人出身のおぢいちゃんの娘で、

保険の外交員だったしよ。


デザイナーと船長には情報なさ過ぎ。

でも何となく、小学校低学年のわたしにとっては

かっこよかった。

んで。

小公女。

ママが紙芝居に、レコードついている

絵本みたいなの買ってくれて。


ロンドンの町に一台の馬車が走り出しました…


つうナレーションだったんだが。

今でも覚えているぜ。

小学校2年のわたくし。

意味が分からなくて、最初の部分、何回も聞いたからよおおん。

ロンドンの町が想像できなかったんだ。

想像できないのが悔しくて、何回もそこ聞くんだけど無理だった。

進まない。

進まない。

どんなオチだったか覚えてない。

ま。貧乏人お。


歴史コミックを担当して。

みんな、生きてたんだな、と思えるようになった。


生きていたひとたちを生きていたように描く。

んで、作家さんたちが筆が走るようにする。


売れるか売れないかは二の次なんだ。


46歳になりました。

おめでとう、ありがとう。