昨日、ねえさん。

銀座で接待。

ばかばかばか。


受けたのだよ。


某企業のな。

俺も終わったな。

相手は、みないい感じだったのが救いよ。

されんのって嫌なんだな。

相手に「しますしますします」みてえなのはさ。

照れくさいし、「大丈夫?大丈夫?大丈夫?」と、酔ってるときに連呼されるよなもんじゃん。


見れば分かるでしょう。

だめだめなのは。


ねえさんの酒蔵セブンでビール買いいの、ドアの前で倒れず鍵開けて。

ま、そんななんだで無事帰還。


旦那がビール飲みながら、深夜映画見てた。

デニーロ、ニックノルティが出てた。

ひでえの何の。


http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6964


無学なデニーロと弁護士のニックの話なんだが、弁護士が15歳のレイプ犯を弁護した。

弁護士には娘がいたので、レイプされた女が、シートー遊んでいた事実を隠した。

文盲のデニーロは、猛勉強よ。

聖書暗記するぐれえになる。

永山則夫な感じ。

アメリカ的な宗教観と、ベトナム戦争へのしょく罪が、ごっちゃになっていることを、

旦那が随時教えてくれた。


ふうん、最後は「白鯨」と「エルム街の悪夢」。

ウソとリアルてえさ、紙一重だし、人を騙して40ン年、俺が言うのも何だが、

気持ちのテンションが一定ではない、甘えの構造。


金はかかっている、しかも悪くないのに編集が不味不味。

役者がすばらしく真摯でなきゃ、最後まで見れない勘違い映画。


「何これえ~」


いろいろ言うばか女。


「宗教の違いや時代背景、国民性の違いなんだろう」


俺が日本人だからかもしれねえが。

伴天連に迎合しやがってええええ、引き下がれない。

静かに軽やかに語る旦那。


「子どもの時代に和太鼓を聞いてすんなり感動した。

気持ちがいいってことは日本人だったからだと思う」


続く、話。


「バンドやってアメリカの音楽が好きなんだけど、

戦争でアメリカ人も日本人も擦り込まれていただけじゃないかと

思うんだよね。それをアメリカ人に聞いてみたい」


ねーえさんの脳みそには、高尚さはねえ。

いやもともとねえ。

意外と右だもんな。

すかさず反論よぉ。


「じゃあ、今から和太鼓やればいいじゃん。まず日本を分かってからじゃない」


右女、イメージ的に、何だかアメリカかぶれのバーで、旦那が、ばか外人に対して

ちゃんとした言葉を話しているところは見えた。

無駄だと思う赤女。


「そうじゃないんだよ……自分探しみたいなもんなんだよ」



自分探し、ぎゃ~~~~。

手軽に雑誌で使われている言葉とは重さが違った気がするが。

分かりたくないと思った。




素面になって考えるが。

世界観が違うんだろう。

ねえさんミクロだもんな。


俺らのケンカは死ぬまで続く。

でもさ。

すげえ離婚したくても、できない理由があんのよ。


「葬式を出すんだな」


と思えた男は、うちの旦那だけだからなあ。

自分に連敗中。



追記>

ばか若いヤツが「いいですねえ」とおだてられた結果の映画かと思ったが。

監督はマーティンスコセッシだったぜい。

同じ時代に撮影された、『グッドフェローズ』は、しびれたんだが……。