食中毒菌カンピロバクター。
インパクトのある名前だ。
どう猛な小型の鮫を思わせる。
しかしながら語源はギリシャ語の campylo(カーブした)と bacter(棍棒)。
ま、見たまんまだな。
このカンピロなる菌がレバー刺しの中に発見されたと厚生省調査班が発表した。
肝臓内では浄化されないため、抵抗力の弱い老人や乳幼児が食べないようにと、近々通達があるようだ。
調べてみると昭和57年3月に認定された、食中毒菌界のニューフェイスらしい。
カンピロバクター食中毒は、年間30~50件でとサルモネラ食中毒に次いでいる。
しかし患者数は3,000~9,500名(4年平均5,480名)とサルモネラ食中毒(5年平均2,700名)の2倍、感染力が強く患者数は100~150名と、かなり大規模食中毒を巻き起こすようだ。
しかしこやつ名前に似合わず弱っちい。
腹痛や下痢を起させる力はあるものの、重症にすることはできない。
極めて熱に敏感で、乾燥や65度以上の熱で死滅。
実はねーさん、人生のなかでナンバー3に入るくらいレバー刺しが好きだ。
若い頃デートしてて、なぜか昼、成城の焼き肉やでメシを食った。
「昼からレバー刺し食らうような女は嫌いですか?」
などと殊勝にいい。
(もちろん嫌いだと言われても食ったが……)
ひと皿ぺろりと平らげた。
レバー刺しが食えない人生なんて、日の暮れぬ二日酔いの晴天のようなものだ。
ねーさんは食う。
カンピロバクターに犯されようとも!
果敢に焼き肉やに挑む。
レバー食らはば毒までだ。
*画像はcampylobacter・jejuni(カンピロバクター・ジェジュニ) 。関係ないが、名字ジェジュニがつくとキュートな印象に……