佐藤愛子さんの出世作ともいえる『血脈』が文春文庫から発売された。

父に佐藤紅緑(文豪作家らしいが知らん)、異母兄にサトウハチロー(童謡詩人)を持つ佐藤愛子さんであるが、『血脈』は、佐藤一族の壮絶な物語である。

何が壮絶かって、皆濃いんだよ。
4人の息子は嘘つきで甘ったれ……金にも女にもだらしのない筋金入りの不良である。
三田佳子の息子なんか目じゃないぜえ!
貧しく緩くはないけど、大らかさを持った時代背景もあるが、なそのダメっぷりは見事。
オヤジが売れているもんだから、やりたい放題! 
オヤジもオヤジで息子に送金するする……。

男も女も家族も入り乱れ、愛と涙とヨダレと血液でグッチャぐちゃ。
佐藤家の渦に巻き込まれたら、誰も逃れられない!


てなで、愛子さんが65歳から77歳まで、12年間を注いだ因縁の家族DNAストーリー『血脈』上・中・下(各約700ページ)、読み始めたら止まらなくて、2日で中巻半分読破! 不眠気味だああ。