私が好きな本から、心に残った文章を載せます。
(多分中村天風先生の本だったと思います。)
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人生は侭ならぬものと正しく自覚する時、
不自由や不満というものを少しも苦悶に感じなくなる。
およそ苦労というものを仔細に検討すると、
概ね自分の思うこと、考えること、なかんずく欲求することが、
自己の思うようにならぬ場合、
それは心のもつれから生ずる心理現象であるとわかる。
でももしもこの世が己の思い通りになる世界だとしたら、いったいどうであろうか?
そうなれば、さぞや人生というものは幸福なものになるだろうと思われるかもしれない。
けれど、それが果たして幸福なものであろうか?
人の心のなかに生じる欲望という心理作用は、
金持ちであろうとなかろうと、
常に次から次へと新規なものを考え出して止むところがないものである。
そして欲求心というものは、満たされても満たされても止まるところなく、際限なく発動するものなのである。
心の平安を確保しなさい。
心の平安は外因にはなくて内因にある。
心一つの置き所という事実こそを、その内因として重視するように。
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神経系統を鎮静し、内臓筋肉のこり、つりを適当に緩和し、活力の分布を平均にする方法。
1.下腹部に力を充実すること。
『腹を練る』
『腹に気を落ち着ける』
腹筋神経を通じて腹腔内の各神経叢を確保し、脊髄部の周囲に散在する神経叢もまた確保させる。
2.感情や感覚の衝撃を受けた時には、『肩の力を意識的に脱いておろす』ということを行えば、それだけでも刺激や衝撃を緩和できる。
3.静座して両手を組み、軽く膝の上に置き、瞑目のうえ自己調和の体勢を行う。
徐に頭部で平仮名の【の】の字を書く気分で、静かに上体を揺動する