私がまだ保育園児の頃、母がお坊さんも兼ねた占い師さんの所に私を連れて行き、どういう風に育てたらいいか方針を聞きに行ったそうです。
その方は私の手を見ると、
「この子は手を使った職業が向いている。」と言いました。
そこから習字、そろばん、エレクトーン(エレクトーンのみ途中で挫折!)の塾に通わさせられたのですが、
字が綺麗になるとか、計算が暗算で出来るようになるということ以前に、とても有意義なことがあると知りました。
小さい頃野生児で、じっと座っているのが苦手だったのですが、習字やそろばんを習ったお陰で、集中力が鍛えられたのです。
私と仲が良かった今は亡き祖母が、こんな話をしてくれました。
「50歳の頃だったと思うけど、
それまで病気一つしたことない丈夫な身体だったのに、朝起きたら突然身体が動かんくなってねぇ。
畑仕事も出来んくなっただよ。
ほんときに病院行かんで、按摩さんとこ行ったじゃんね。
あんたは知らんかもしれんけど、按摩さんってマッサージしてくれるとこでね。
2時間たっぷり揉んでもらったんだけど、普段マッサージなんかしてもらったことなかったもんで、すっごい身体が痛くってね。
その次の日起きれんくなっただに。
ほいでね、そのまた次の日に、あの按摩のマッサージをまた2時間受けに行った。
ほうしたら、そのあと身体がスッキリ軽くなって、
あんなに動けんかったのが噓みたいに、また楽に動けるようになっただよ。」
この話が、今でも記憶に焼き付いています。
先日TverでイッテQを見た時に、大正琴が紹介されていました。
大正時代に名古屋で発明された日本独自の楽器だそうです。
大正生まれだった祖母を思い出しました。
大正琴なんていうものが存在すること自体知らなかったのですが、
哀愁漂うとても良い音色で、惚れ惚れと聴き入ってしまいました。
そのあと、この動画を見つけて幾つか聞いてみたのですが、
この3曲が大正琴にとても合っていると勝手に感じています。