同時期に共働きで仕事を見つけたこともあり、

今度は急いで、子供を預けるための託児所探しをしました。

 

家か仕事場の近隣で、安価で預かってくれ、営業時間が長く、安心して過ごせる場所でなくてはいけないのですが、

何しろまだバンクーバーに着いたばかりで情報があまりにも僅少です。

 

 

最終的に見つけたのが、中国人のおばあさんと、その娘さんの2人で経営するプライベートの託児所で、

自宅の一角を改装し、6、7人の子供を預かっていました。

 

 

仕事場に近く、営業時間は8時から18時。

この時間帯だと、なんとかギリギリ仕事に間に合いますが、残業は出来ません。

 

ただ当時のカナダの託児所は、営業時間が17時くらいの所がほとんどで、日本のように19時くらいまで預かってくれる保育園、または夜や日曜も預かってくれるプライベート託児所などありませんでした。

 

18時まで預かってくれるのは有難かった。

 

 

託児所の費用は日本円にして月7万円くらいでしたが、この値段もとても安い方で、

他の方々は月に10万円、またはそれ以上払っていると聞きました。

 

それでも時給制でもらっている私の給料では割に合わない額です。

 

 

 

日本では所得によって託児所の額が変わると聞いたことがありますが、

あの当時のBC州では、所得というよりは、地区、または個人によって値段が変わっていたと記憶しています。

 

シングルマザー、又は、低所得者家庭には補助金が出たと聞いていますが、所得による金額の格差はなかったと思います。(定かではありません。)

 

 

 

 

今まで他人に預けたことがなく、24時間ほぼずっと離れたことがなかった、2才になる子供が、

いきなり初めて知らない人のもとに突然預けられ、どうなるのだろうとすごく不安でした。

 

案の定、初日は大泣きです。

 

 

後ろ髪を引かれる思いで、置いて仕事に行きましたが、

 

 

後から聞いたところ、

 

私の姿が見えなくなるとすぐ泣き止んで、他の子供達と楽しそうに遊んでいたそうです。

 

 

そんなもんです。

 

 

 

国替えをしたことにより、子供も環境に適応するのが大変だったのではないかと不安でしたが、

 

今、「あの時大変だった?」

と聞いてみると、

 

 

当時のことは全く覚えてないそうです。