ラッセンの絵画展に行ってきました。
日本では大人気のラッセンですが、夫は知りません。
ヨーロッパで彼の名を知っている人は、ほぼいないのではないかと思います。
ラッセンの絵を一度見てもらいたく、いそいそとギャラリーに出かけていきました。
入場は無料だったのですが、絵の数が少なくて数分で見てまわれるほど。
でも素敵な絵が沢山あるのです。
夫は、「これ版画じゃないか。」と、それほどトキめいた様子はなく・・・
購入するにはお値段がものすごくはっていて、とても無理です。
私が絵画を見るときによくするのが、色々な角度に立ってその絵を眺めることですが、ラッセンの絵は角度を変えてもそこまで変化しません。
そんな時に、展示会に居た数名のスタッフの男性の一人が私に声をかけてきました。
私が一番気に入った白馬の絵、アラビアンナイツの前に居た時です。
「ちょっと見てもらえませんか?」
と言って違う場所に連れていかれ、飾られていたある絵の前の椅子に座らされたのですが、
その絵が先程見ていたアラビアンナイツの白馬の絵でした。
最初は真っ暗にしてあり、
そこにポータブルの電源を使い、スポットライトを当てていきました。
すると、その馬の後ろに当たっていた光がキラキラと輝き始め、その白馬の鬣を黄金に染め上げていったのです!
あまりの美しさに、目を大きく見開き(多分瞳孔も開いてたはず!)、言葉を失いました。
そのスタッフの方は、スポットライトを太陽のように見立て、昇る朝陽、そして沈んでいく夕陽、のように段々とライトを消していきました。
こちらの絵は、太陽が当たる位置に絵を飾り、こうやって光の動きを感じながら眺める絵なのだそうです。
そのため、光に当たって絵が輝いていくよう計算されて創作されたのです。
一瞬しか見れなかったのに、あの美しい光景が今でも瞼に焼き付いています。
その後、この前姪達と一緒に行った砂浜のビーチに行き、寝っ転がって昼寝をしました。
海で寝てしまったせいか、顔がヒリヒリしています。
前回はできなかったため、
今回は砂浜を裸足で歩き、海にも足をつけてみたら、
冷たいけれど気持ちいい!
※下の2枚の絵はお借りしました。